著者:友松はじめ
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今回ご紹介する本は『あらゆることが好転していくご挨拶の法則』です。
この本の著者は林田正光さん。
元リッツカールトン営業支配人だった方です。

著者の林田さんは、挨拶で多くのチャンスを得てきたそうです。
挨拶にはチャンスを引き寄せる法則のようなものがあるようです。

挨拶自体は小さい行為ですがその挨拶が人生を好転させる力があると林田さんはこの本で教えてくれています。
では、チャンスをつかむ挨拶の方法とは、どんな挨拶なのでしょうか?

目次
はじめに
Ⅰ ご挨拶の法則
Part 1 ご挨拶の贈り物
Part 2 ご挨拶の秘密
Part 3 ご挨拶の心

Ⅱ ご挨拶の法則を実践する
Part 1 心を込める
Part 2 形を整える

Ⅲ あらゆることが好転を始める!
その一言で全てが始まる
親へのご挨拶で始まること
家族へのご挨拶で始まること
ご先祖へのご挨拶で始まること
友人へのご挨拶で始まること
上司へのご挨拶で始まること
同僚へのご挨拶で始まること
部下へのご挨拶で始まること
お客様へのご挨拶で始まること
年下の人へのご挨拶で始まること
同い年の人へのご挨拶で始まること
顔見知りへのご挨拶で始まること
知らない人へのご挨拶で始まること
近所の人への挨拶で始まること
「ウィン・ウィン」と「ブーメラン」

おわりに

 

なぜ挨拶しなきゃいけないの?

子供の頃からよく両親や大人たちに「挨拶しなさい」と言われたものでした。
そういえば、なぜ挨拶をしなければいけないのだろうか?大人達から納得のいく説明を受けたことがないような気がします。

今、私は挨拶をしなさいという側の大人になっているわけで、子供たちに挨拶をしなさいと言っています。でも、もし子供たちに「なぜ挨拶しなきゃいけないの?」と聞かれたら、納得のいく説明ができるだろうか?と思ったら正直自信がありません。

林田さんは挨拶ほど確実な成功法則はないと入っています。
なぜ林田さんはそんなことを言うのか? その理由は林田さんの今までの経歴がルーツとなっていると私は思うのですがその辺のお話は『リッツカールトン元支配人が学んだ一流のホスピタリティー心得』など読んでいただくと挨拶を重視するその考えがよく分かると思います。

挨拶の法則には即効性はない。でもゆっくりと確実に相手と自分の心を開いていく。
そこからビジネスチャンスが生まれてくる。

挨拶の秘密とは

挨拶をすることによって自分が開かれた状態になるのです。
心が開かれていると、さまざまなことを受け入れられるようになります。
また、不思議なことに自分にとってプラスになることを引き寄せるようです。
感性が鋭くなり、さまざまなことに気づけるようになります。
そうしたことは、その人の人間性を高めることにもつながるでしょうし、仕事の能力を高めることにもつながっていくでしょう。

と書かれています。
挨拶は自分を磨くことにもつながります。

挨拶は、その人の全てを物語ります。
挨拶から、どのようなことがわかるか、基本的なところを挙げてみましょう。

人を大切にする人か
人間関係を大切にする人か
出身地
育ち
品格
性格
社交性
エネルギー
体調
精神状態
教養 等

挙げていけばキリがありませんが、このようなことが、一瞬で分かってしまうのが挨拶です。
まず、その人が人を大切にしている人か、人間関係を大切にしている人かどうかが、はっきりと見えてきます。挨拶を大切にしていない人は、本質的に人間関係を大切にしようとする気持ちの少ない人と考えられます。

挨拶は、良いところも悪いところも分かってしまう行為なんですね。
相手のことを判断するのに十分な情報が、たった数秒の挨拶の中に含まれているということではないでしょうか。

そう考えると、今までの挨拶の中で大きなチャンスを逃してきたこともあったかもしれません。
挨拶をしなければいけない大人の理由はわかりました。
子供に挨拶をしなければならない理由を説明するのにはもう少し帰ってからにしたいと思います。(汗)

 

挨拶が出来ない人はとりあえず

挨拶ができない人が、恥ずかしさや照れがあるから。
挨拶をしなければいけない理由はわかりました。この本で挨拶をする時のタイミングや身なりや姿勢について十分すぎるほど学べます。しかし林田さんはそういうマナーも大切だけれども、何よりも形は二の次だと書いてくれています。

挨拶ができない人のもう一つの理由に『挨拶は完璧なものでなければいけない』という考えが強すぎるというのも原因ではないかと教えてくれています。
それは確かに思い当たるところはあるなぁと感じます。

マナーを身につけていなければ良い挨拶ができないということではなくて、挨拶をしようという気持ちがあればできるものが挨拶なのです。と教えてくれています。

挨拶で重要なのは ではなくて心が相手に伝わることなので、下手くそな挨拶でも構わないからまずは挨拶をすること。

下手くそな挨拶でも相手の気持ちは伝わるものです。
相手が挨拶しているのにマナーがなってないなんて言い出す人は、この本を読んだ方がいいかもしれませんね。(笑)

挨拶ができない人はこの考えで、挨拶ができない壁を突破していきましょう!
そして、細かなマナーはこの本で勉強してください。

 

まとめ

あらゆる場面やあらゆる相手への挨拶の方法が分かりました。
もちろん、どんな人にも挨拶はしていますが、できていないことが多いなと反省です。
インターネットが発達して、人と会わなくてもビジネスができる時代にはなりましたが、それでも仕事の道具にインターネットとパソコンが加わっただけでその先にいるのは人間です。

だから、時代や環境が変わっても結局人とのつながりでビジネスは始まっていきます。
挨拶から始まることは本当に多いですよね。
まずは笑顔で明るく挨拶すれば相手も喜んでくれて、喜んでもらえたらこちらにも良いことが返ってくる。聞けば当たり前な話なんですが大事なことですね。

挨拶の法則ということで、気持ちの良い挨拶をすれば後から、ビジネスチャンスが訪れるだから挨拶をしようというのも一つの考え方だと思います。でもその考えはどこか荒んでいるような気がする。挨拶は対価を求めるものじゃない。という気もしますが、じゃあ挨拶しないのか?といえばそうではないですよね。

気持ちがあっても、その気持ちを伝えるためのテクニックを持っていないと上手に相手に気持ちは伝わりません。だからビジネスの一つとして挨拶を有効活用することはとても良い事だと思います。だって挨拶されて嫌な人なんていないのですから。

挨拶ができない人は、 恥ずかしさやテレが邪魔しています。
もし、職場に挨拶ができない人が多いならこの本を使って読書会でもやってみるといいかもしれませんね。

リッツ・カールトン元支配人が教える―あらゆることが好転していく ご挨拶の法則/林田正光(著)

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