著者:清水健一郎
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クレドが「考えて動く」社員を育てる!
一枚のカードで成果を上げる「奇跡の改革」
日本クレド(株)代表取締役
吉田誠一郎
今回の著書は、「クレドが『考えて動く』社員を育てる!-一枚のカードで成果を上げる『奇跡の改革』です。
今回の著者、吉田誠一郎氏が経営されておられる日本クレド株式会社では、
ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社でクレドー・オフィスのディレクターとして活躍され定年退職された
堀尾嘉祐氏を最高顧問として迎えクレドを世に広めてこられたそうです。
クレドと言えば、リッツ・カールトンとジョンソン・エンド・ジョンソンですね。
ですから私としては、とても興味があり、たいへん勉強になった一冊でした。
では、さっそくプロローグから私のクレド経験を踏まえて読み解いていきましょう。
プロローグ「たった一枚のカードが社員を輝かせる」
プロローグの始まりから、さっそくクレドの良さの結論が書かれています。

  • 企業で働く社員の心に深く入り込む。
  • ホスピタリティにあふれる仕事をさせる。
  • リスク管理に対する意識を高め、コンプライアンスを遵守させる。

リッツに在籍していた私には、本当によくわかります。
しかし、これらはクレドが社内で生きている場合に限ります。
私はリッツ退社後、いくつかのホテルに派遣社員として働かせていただきました。
その際、リッツをまねてクレドが存在していたホテルが数社あったのですが、全くと言っていいほどクレドが機能していませんでした。
つまり、クレドを作れば良い。と、言うわけではないのです。
「企業で働く社員の心に深く入り込む」仕組みが必要であり。
「ホスピタリティにあふれる仕事」を与え実践させる会社の器量があり。
「リスク管理に対する意識を高め、コンプライアンスを遵守させる。」社員が育っていくのです。
この一節の最後にあるように(以下抜粋)

実際に経営理念を見ると、非常に難しい言葉で書かれていたり、四字熟語で表現されていたり、
たくさんの文言が溢れかえっていたりして、一般の社員にとっては、とても遠い存在であったりします。

私がリッツ退社後、派遣社員としてお世話になったホテルのクレドも、社長、会長など一部のトップが、
体裁を気にして作り上げた為、このように「一般の社員にとっては、とても遠い存在」になってしまったのです。
それでは、真にクレドを理解しクレドを作成、活用するための仕組や器量を含め、この著書を紐解いていきましょう。

 

 

著者/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

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