著者:清水健一郎
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ンパワーメントは不正につながらないの?

はじめに
今回からクレド6ステップ導入マニュアルのステップ4のインタビューです。
ステップ3を導入することで、どんなメリットがあるのか。
そのあたりのことについて開発者の清水先生にインタビューしていきます。
クレド6ステップ導入マニュアルを購入後のクレド導入特に、組織の意識改革の参考にしてみてください。

 

【友松】:今回はベーシック10番、エンパワーメントですね。

10.従業員一人一人には、自分で判断し行動する力が与えられています。(エンパワーメント)。お客様の特別な問題やニーズへの対応に自分の通常業務を離れなければならない場合には、必ずそれを受けとめ、解決します。

 

【清水】:エンパワーメントって少し特殊な仕組みだと思うんです。
エンパワーメントのことは知っていても導入に躊躇する経営者さんも多いでしょう。
友松さんがエンパワーメントの導入を検討しているとして、何か私に質問はありますか?

 

【友松】:そうですね…。
エンパワーメントで質問したいことはこの4つですね。

・不正
・どんなシーンでエンパワーメントするのか
・エンパワーメントされたお客様の反応
そして最期はエンパワーメントでかかる『経費』です。

 

【清水】:エンパワーメントの不正はありませんでしたし、最初の頃は私も含めてだれもエンパワーメントを使っていませんでした。
エンパワーメントが使われるようになったのはだいぶ後になってからでした。

 

【友松】:エンパワーメントを使った第一号は、清水先生の同僚の方でしたよね?
お客様のお子さんが泣いていたのでぬいぐるみを買ってきてプレゼントしたという…。

 

【清水】:そうです。
ぬいぐるみを買ってきたというか、レストランでお子さんがずっと泣いていたのでホテル内のショップからぬいぐるみを取ってきて『ハイッ』ってわたしたという…、それだけです。

 

【友松】:それをした同僚の方は怒られると思ったら称賛されたというオチでしたよね。

 

【清水】:はい、そうです。
エンパワーメントですが、使えば当然報告しますしおかしな使い方をしていたら当然指摘されますから不正は少ないと思います。
それに費用がかかるエンパワーメントなら目立ちますしね。

エンパワーメントの経費に関してなんですが、以前ブログにも書いたのですが年間のエンパワーメントの金額は1年間に使われた経費の中の1%も使われていませんでした。

 

【友松】:エンパワーメントという制度があって1日20万円まで使っていい言われることは、それだけ会社が信頼していることでもありますよね。

 

【清水】:そうです。

 

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。
今回のステップ4のインタビューはいかがでしたか?

私はエンパワーメントという制度をはじめて知った時、一番最初に思ったのが『不正』でした。
不正が最初に頭をよぎるなんてどんな会社に勤めてたんだよって話ですよね。(汗)

清水先生の話を聞いていくと、エンパワーメントを普通に導入しても不正は起こりにくいかもしれませんね。
それよりもエンパワーメントでお客様にサービスをするというよりももっと別のプラスな効果がありそうな気がします。

《つづく》

 

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。

本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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