著者:友松はじめ
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読書会コンサルタントの友松です。

昨日は、自分にビジネスセンスが全く無いことを思い知ったけれど、
解決策も見つからず、いたずらに時間だけが過ぎていくというお話しでした。

そして、前回の続きです。

エクセルやパワーポイントで資料なんか作ったこと無いのに、
月一回の各部署との定例会議で、私が発表することになりました・・・・。

これじゃあ何にもやってない部署みたいじゃないっすか!

会議での発表の内容ですが、
今思うと、今やっていることや5人の役割分担の業務の話しや、
今後の活動予定など、報告する内容はいろいろとあったなと思うです。

それに、そんな資料は半日もあればパワーポイントのアニメーションを仕込むところまでできたなと思うのですが、当時はどうやって発表したらいいのか、どんな内容にしたらいいのかなど、分からないことだらけでした。

結局、業務中に資料は出来上がらず、自宅のパソコンで資料を作っていたのですが、気がつけば朝。
徹夜で資料3枚ほど作りました。

そして、会議で20分の持ち時間で発表を行いました。

しかし、資料を作ることに慣れていないということもありますが、人前で話すなんてこともやったこがないため、もう本当に死ぬんじゃないかと思うくらい緊張しながらしゃべったことを覚えています。

あいにく、どんな資料を作って、
どんな風にしゃべったのかはもう覚えていませんが。

そして、やっと自分の発表が終わった後、同じ部署の仲間からヒトコト・・・・。

「友松さん、何言ってるのか、わかんなかったですよ。これじゃあ何にもやってない部署みたいじゃないっすか。」

一生懸命やることよりも、結果が大事。
もちろん、過程は大事ですが、結果がこれでは・・・。

アドバイスは、「ビジネス書・実用書を読め」

仲間にも申し訳ないという気持ちと、がんばっても出来ない自分が嫌になりました。
このとき、31歳。

勘と経験だけで仕事をして、なんとかやれてきたのは、単に運がよかっただけ。
そのプレゼンの後、当時の上司に、どうやったら同じ失敗をしなくてよくなるのだろうと相談しました。

この上司も、28歳までミュージシャン、そしてミュージシャンを辞め、一から会社員としてビジネススキルを積んできた人でした。

この上司からのアドバイスは、「ビジネス書・実用書を読め」でした。

恥ずかしながら、学生時代も含め、31歳になるまで月1冊の本も読んだことはありませんでした。
そのため、この現状を変えたいと強く願ってはいましたが、本を読むという解決策を、人にアドバイスされるまで、全く思いつきもしなかったのです。

知識の量が乏しいと、見える世界が本当に狭くなりますね。
逆に言うと、読書で知識量を増やすことで、今まで見えなかった世界が見えてくるわけです。

とりあえず、どんな本を買っていいのか分かりませんでしたので上司から数冊本を借り、自宅で読んでみることにしました。

しかし、一冊読み終えることが出来ないんです。読み始めると眠くなる。
読めるけど、頭に入ってこないし記憶に残らない。直ぐに飽きてしまう。
そんな感じで、なかなか1冊読み終えることが出来なかったんです。
(そんな過程を経てきているので、読書の悩み、現状をなんとか変えたいと思っている人の悩みはよく分かります。)

読んでいても、
読んだ後どうしたらいいのかも分からないため、
だんだんと、読書自体が時間の無駄のようにも感じられてきました。

とはいえ、上司も同じような体験をして、読書で状況を解決した経験があったこともあり、他に思いつく方法も無かったため、なんとか本をしっかり読み終え、そして仕事に活かしたい、レベルアップしたい、とは考えていました。

そして、ある日、ふと、普通に本が読めないんだったら、速読を習ったら、読めない悩みも解決するんじゃないかとひらめいたんです。

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