著者:友松はじめ
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はい。
ビジネス勉強会の友松です。
約70年前にM.J.アドラーが開発した、2冊以上の本を読んで自分のテーマを見つける読書法、シントピカル読書ですが、今回は第5段階、最後の章です。

今回は自分の中のシントピカルの整理も兼ねて書いてみようと思います。
第5段階は、もう、2冊以上の本を読んだ後にすることです。今まで探した質問の答えを・・・

「これは本当なのかな?」
「どんな風に言ってるのかな?」
「それは何を言ってるの?」
「それにはどんな意義があるのかな?」

と言う風に、自分に問いかけ、自分の求めてるテーマに照らして推敲して、結論を出す作業をします。
読んだ本から得た情報を使って自分のテーマを作り上げるわけですが、100%正しい答えなんかないし、人に見せるわけでもないし、自分のためにやってるので型に縛られなくていいと思ってます。

第5段階は、自分の考えをまとめる段階ってことです。

余談などを・・・延べてみる。

それに、やってみると結構楽しいですよ。

1冊だけじゃなくて、2冊・・・、我々は4冊~5冊の本を並行して読むこともあります。

シントピカル読書と同じようにテーマにそった本を選んで、用意した本を渡り歩きながら、著者の意見の違いや、同じことを言っているのに、説明の方法が間逆だったり、批判や肯定があったり、様々な情報に触れながら、新しい発見をしつつ、答えに近づくプロセスが面白いんですよ。

A4見開きの無地のノートが用意した本の情報でビッシリと埋め尽くされていきながら、自分が思いもしなかったアイデアや新しい考え方が作られてきて本当にワクワクします。

このシントピカル形式の読書をする時は、もちろん30分とか1時間で終了することはありませんし、まとまった時間が取れないときは、区切りのいいところで数日にわけて読書を継続したりと工夫はします。

例えば、本を書くときにシントピカルを利用することもできますし、講演のネタを考えるのにも使えます。
そして、新しい自分の何かのノウハウを作るのにもシントピカル読書は効果を発揮すると思います。

私は10年前から数年間、メルマガを配信していましたが、その時のネタはすべてこのシントピカル読書によって作っていました。

ひとしきりメルマガで配信し終わると、その原稿をひとつのレポートにして当時運営していたホームページやブログで配布したりしてました。ひとつのシントピカルで100ページくらいの量のレポートになっていましたね。

もっと効率よく時間を使いたいというときには、4冊、時間管理や整理整頓をテーマにした本を著者を変えて選び、シントピカルし、読み終わった後は、書き上げたメモを読み返しながら、必要であれば本を読み返し、自分の経験や考えも交えながら、実際に使えるノウハウに仕上げて実践してみたこともあります。

なので、私の場合だったら、もっと読書法を発展させたい!というテーマで本を4冊集めてシントピカルするのもよいわけです。^^

もし、何かの講師であれば、自分の経験や知識に厚みを加えたり、新しい考え方を取り入れるためにシントピカルするのも良いわけです。

4冊を並行して読むなんていうと、今まで・・今もか。(汗)

失笑をかってしまうこともあるんですが、もともと本の本当の読み方なんて誰からも教えてもらったことが無く、今読んでいる方法はなんとなく小学生から、ちゃんと読みなさいとアドバイスされて身についた読み方であって、それはそれで、正解でもあり不正解でもあると思うんですね。

本の読み方として。

だったら、4冊くらい並行して本を読んでもおかしくないし、そんな読み方があってもいいと思うんです。
実際、M.J.アドラーが70年前に、シントピカル読書の方法を開発してたわけですから。
私たちが生まれるずっと前から、そんな読み方は存在してたわけですよ。

じゃあ、実際に読めるのか?って話にもなると思うんですが、読めますよ。
30歳を過ぎるまで、まともに本を1冊読みきることができなかった本嫌いだった私ができたくらいですから、誰でもできるものだと思ってます。

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