著者:友松はじめ
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0619


ファシリテーションの技術
堀公俊氏のファシリテーション本、3冊目になります。

協働促進

ファシリテーションとは、協働促進というそうです。

協働とは-協働 – Wikipedia-引用
協働(きょうどう、英: Coproduction、英: cooperation)とは、複数の主体が、何らかの目標を共有し、ともに力を合わせて活動することをいう。コラボレーション(collaboration)、パートナーシップ(partnership)とも。
-引用ここまで-

つまり、ともに力を合わせて何かの目標に向かって早く進めること?
ファシリテーションの技術をつかえば、今まで堂々巡りだった会議も目的をもって、今までよりも短期間でまとまるはずです。

このファシリテーションのポイントは、

モチベーションを高める
意思疎通を支援する
議論の活性化
意見の対立の解消

の4つ。従来の会議でこの4つが使えたら、スムーズな会議になりそうですね。

モチベーションを高める

参加者との共感がポイント。
相手の発言に耳を傾け、質問をし、復唱する。
そうやって参加者と共感しあえる関係を作る。

意思疎通を支援する

事例や図解を使い、わかりやすく、参加者同士の意思の疎通がしやすいように支援する。
発言者に対しては、相槌や拍手、目を見て話を聴くなど、非言語コミュニケーションも活用する。

議論の活性化

コの字型や扇型の机とイスの配置や、ファシリテーションを円滑に行なうための様々な道具を使い、議論が活性化するように努める。(たとえばキッチンタイマーなど)

意見の対立の解消

参加者同士の対立が起こった場合も速やかに解消するためのいくつかのテクニックがある。
これらは、ワークショップや会議だけで使うのはもったいない気がします。
とくに、対立の解消のテクニックは日常でも大いに使えそうです。

まとめ

この本の第2章に、これからの時代はファシリテーション型のリーダーが求められるという文章がありました。
各章を読み、ファシリテーションの技術を磨く方法について知っていくにつれ、ワークショップを開催するしかファシリテーションの技術を習得する方法は無いのだろうか?と思ってしまいました。

すると、「これからの時代はファシリテーション型のリーダーが求められる」という文章が浮かんできました。
本書では、会議やワークショップでのファシリテーターの技術について書いているわけですが、、観る力、聴く力、相手に共感したり、相手のモチベーションを高くしてあげたり、分かりやすく伝える技術や、対立を解消するスキル、などなど・・・・。

これって、日常をワークショップとしてリフレーミングすると、つねにファシリテーションを実践できて、つねにファシリテーターとして技術を磨けるのではないか?とヒラメキました。
この視点で日常をワークショップ、自分自身をファシリテーターとして意識行動することによって、習得は早いばかりか、いかなる応用にも耐えられるファシリテーター、そして、著者がいうこれからの時代のリーダーへと成長できるのではないかと感じました。

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