著者:友松はじめ
Pocket
LINEで送る

要領が悪かった私がたった5分の「頭脳ノート」メソッドで『記憶力』『アイディア力』『情報整理力』が覚醒した理由

要領が悪かった私がたった5分の「頭脳ノート」メソッドで『記憶力』『アイディア力』『情報整理力』が覚醒した理由

■読む前の予想

読書するとき、多読、速読、精読と、本の内容によって読み分けをしています。
どうしても記録しながら読みたいと思った本は、読書専用のメモ法として自分で作っちゃった「シードメモ」というオリジナルのメモ法を使っています。でも、もっと読書の記録を残しやすいメモ法にしていきたいという希望は常にあって、メモ法に関する本は読むようにしています。

今回の本は、福岡市の西鉄大橋駅内にある福岡金文堂大橋駅店で、文章の表現力やイメージ力をつけようかと思って小説を探していたところ、読みたいと思うようなものがなく、育児教育関係のコーナーに平置きされていた一冊でした。どうみても大人向けのビジネス書なのになと思いながら手に取ってみると、ノート・メモ術と書いてあるではありませんか!ということで、中身も見ずに衝動買い。
タイトルの「~が覚醒した理由」というコピーにも惹かれました。

- 目次 -
第1章 情報整理力を覚醒させる
第2章 記憶を定着させる
第3章 時間感覚をコントロールする
第4章 アイデア力を高める
第5章 直観を磨く
第6層 問題を素早く解決する

■気になるポイント

今回気になったのは1つだけ。
ノートの描き方

・ノートの描き方

ハードカバーでページ数は200ページほどで分厚い印象ですが、価格は本体価格1300円(税抜)ですごくお買い得な印象の本です。

働く人にとって必要なスキルであろう

情報整理力
記憶力
時間管理
アイデア・インスピレーション
問題解決

をそれぞれの章でエビデンスを紹介しています。
最近よく言われている、右脳型、左脳型についても、脳は左右関係なく全体を使って動いていることが最新のエビデンスとして紹介されています。
ビジネス書では、著者自身の経験則を根拠にした再現性の乏しい本もありますので、テクニックの紹介の前にエビデンスが紹介されていると安心して、テクニックを学ぶことができますね。

各章ごとに適したノートの描き方が紹介されていて、その数は47種類におよびます。
毎回思うとこですが、自分に必要なスキルだけを取り入れればいいでしょう。

私の場合、たとえばこれ、

重要なことは「青」。それ以外は「黒」で書く

青ペンで書きまくっているうちに記憶力が向上するという話。
科学的に実証されていないとしながらも、根拠となりそうな理論を4つほどあげて説明がなされています。

それから

「TODOリスト」の作成から1日をスタートさせる

やっている方もいると思います。私も現在抱えている案件の発生から締切までを管理できるTODOリストを作って管理はしていますが、1日のTODOを作る場合、1つの案件をもっと細かくできるので、進捗具合をモチベーションの維持にもつがなるので取り入れることにしました。

■まとめ

今回の書籍は、著者名が無いです。
脳の専門家5名への取材内容をもとに書かれた本となっています。
先ほども書きましたが、各章の前半でエビデンス、そして後半をノウハウの紹介という構成になっています。47種類のメモ・ノート術が紹介されていますので、自分がもっと伸ばしたいなと思っているビジネススキルの項目から読み始めて、そこに紹介されているノウハウを取り入れてみるといいのではないでしょうか。
私も3つほど早速試すことにしました。

本書のタイトルと内容に少しつながりが無いような気もしなくはないのですが、1300円で、必要なビジネススキルとそのスキルを身に付けるためのメモ・ノート術がザッと学べる大変お買い得な本だと感じました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加