著者:友松はじめ
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心のこもったおもてなしを実現するサービスの手帳

元ザ・リッツ・カールトン大阪営業統括支配人/林田正光

 

第6章 「壁にぶつかったとき知っておいてほしいこと」

 

「つらいときは履歴書を送ったときの気持ちを思い出そう」

「履歴書には、自分の仕事に対する思いや熱意が書かれているはずです。」

と、著書の中で林田さんは言います。

 

私も飲食店を経営していて、つらい時には独立開業した頃の事を思い出します。

私だけでなく誰でも、つらい時、悩んでいる時ほど、あれこれ考えます。

知恵を絞って考えます。

 

私は、そんな時こそ林田さんがおっしゃる様に「つらいときは履歴書を送ったときの気持ちを思い出そう」が必要だと考えています。

なぜなら、つらい時、悩んでいる時にあれこれ考えていると、つらさや悩みから抜けだすための行動、考えばかりになって、いつの間にか自分を見失っている時がよくあるからです。

 

林田さんが言う履歴書に書かれた仕事に対する思いや熱意こそ、自身のミッション、つまり使命なのです。

つらい時、悩んでいる時こそ、自分のミッション、使命に立ち返って考える必要があります。

林田さんは言います(以下抜粋)

ときおり、自分の原点に帰ることも、前向きな気持ちで仕事に向かうためには必要なことなのです。

 

つまり自身のミッションを無視した考えや行動は、自分を無視した考えや行動になってしまい、前向きな気持ちで仕事に向かうことができなくなってしますのです。

そのため、リッツ・カールトンでは毎日のラインナップで、リッツ・カールトンとしてブレないようにミッションビジョンクレド(信条)と確認しているのです。

 

 

著者/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

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