著者:友松はじめ
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サービスイズスピードをNLPで実現させることを考えてみる

サービスイズスピード
これはリッツ・カールトン初代社長のホルスト・シュルツさんがリッツ・カールトン大阪の開業時に何度も何度も言っていた言葉なのだそうです。

 

サービスはスピードです。

サービスイズスピードは、リッツ・カールトン大阪開業時に、当時オープニングスタッフだったクレドコンサルタントの清水健一郎氏たちに事あるごとに言っていた言葉だったそうです。

世界中から集まったトレーナーの方々もサービスイズスピードを口にしていたそうです。
直訳するとサービスはスピードです。

直接サービスイズスピードを聞いたとき清水氏は「頼まれたものを早くもってこい」という意味だと思っいたそうです。

そしてしばらくして、サービスイズスピードが決断のスピードなんじゃないのか?と気がついたそうです。

何かを頼まれたとき、
A:「ちょっと待ってください、え~っと、わかりました、やります!」
B:「はい、わかりました、やります!」

AとB、どちらが信頼されるかといえば、Aですよね。

……。
うそです。Bですね。

Aの気持ちもわからないわけではないのですが、Bのように即答すると上司としてはいい印象をもちますよね。
なので出来る、出来ないは後から考えるとして、まずはやってみるという姿勢はモノをおぼえることや社会人として上司との信頼関係を作っていくのにも役立つものだと思います。

ただし、どうせなら指示を出す上司の意図をある程度わかっていて、頼まれたときにはこの上司なら…

・こういう意図で指示をだしているんじゃないだろうか?
・こんな結果を希望してるんじゃないだろうか?
などなどその上司になりきって指示された内容がわかると、なおいいですよね。

「あいつに頼むと希望通りにやってくれる」
なんていわれる人がいますがコレを実現するビジネスユースNLPのテクノロジーは多重記述じゃないかなと思います。

 

多重記述

ビジネスユースNLPで、多重記述というテクノロジーがあります。
これは、第三者の目でモノをみる、考えるための方法です。

サービスイズスピードは決断のスピードです。
もし上司に指示されたことをより正確に、また上司の意図をくみとって期待以上の仕事をするなら日頃から多重記述を習慣にしているといいかもしれません。

多重記述のテクノロジーといってもむずかしくはありません。
落ち着いてイスに座り、自分以外の人になったつもりでモノを見て、聞いて、体験してみるのです。

なりきる対象は動物や虫でもOKです。

例えば目の前にチーズがあったとします。
そしてあなたは空腹のネズミです。
目の前のチーズを見てどう思いますか? どう感じますか?

次にあなたは空腹の地球外知的生命体です。
目の前にチーズがありますが、あなたはチーズを見てどう思いますか? 感じますか?

ネズミのときは食べたいと感じるはずです。
そして地球外知的生命体のときは空腹であっても目の前のチーズをみても食べたいと感じないはずです。
だってチーズなんて知らないのですから。

こんな感じで、どこででも多重記述の練習はできます。

 

職場の場合

話を戻します。
サービスイズスピードの話ですが、上司に指示をされて「はい、わかりました、やります!」と即答して行動する。

そのときに上司の意図をくんで、期待以上の仕事をするときには多重記述を使って、常日頃、上司になりきって仕事をするといいでしょう。
上司になったつもりで仕事をする、見る、考える、感じて行動するのです。

仕事ですから特定の上司だけでなく、別の上司だったり、社長だったり、多重記述でなりきってみる。
そうすると、自然に仕事をするときの視点が上がっていき、広い目で自分の仕事ができるよになります。

これはビジネスユースNLPではチャンクアップといいます。
上司や社長になりきって多重記述することは、仕事をする上でより広い視点を手に入れることになります。

 

まとめ

今回はリッツ・カールトンの初代社長、ホルスト・シュルツさんの言葉、サービスイズスピードをビジネスユースNLPの多重記述とチャンクアップで見てみました。
NLPのテクノロジーとして紹介しましたが、考えてみればこのようなテクノロジーを使わなくても自然に出来る人がいますよね。

そんな人に「どうやったらできるの?」と聞いても、的を得た答えややり方を教えてもらうことができない場合って多くないですか?
それは自分でも出来ることはわかっていても、どういうプロセスでいつも結果がでているのかがわからないのです。

いつでも望む結果を出すためには、望む結果が出るためのプロセスが必要です。
そのプロセスがNLPを使うことで私たちにも出来るようになるんです。

 

 

この記事を書いた人/友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

 

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