周りの人の承認欲求を満たしてあげると? / ビジネスユースNLP
『承認欲求』という言葉を聞いたことはありませんか?
人はみんな、多かれ少なかれ周りから認められたいと思っています。
人からほめられてうれしくない人はいないと思います。
SNSでいいねをもらいたいというのも承認欲求です。
いいねをもらいたいばかりに過激な行動をして事件になってしまうこともありますがそれだけ人は認められたいという想いが強い生き物だともいえます。
この承認欲求を満たすためのエクササイズとしてバリデーションサークルやバースデーサークルが有名です。
私も以前働いていた会社でバースデーサークルを取り入れたイベントを毎月やっていました。
効果のほどは…抜群でした。
年代、性別関係なく人間関係は良好で、お互いの部署で助け合って仕事をしていました。
とうぜん会社の売上もよかったです。
このバースデーサークルは、上司が発起人だったためスムーズに導入され、トップダウンで実施の命令があったので、いい方は悪いですが無理やり定着しました。
バリデーションサークルやバースデーサークルは従業員どうしの承認欲求を満たしてくれるので組織の意識改革などに力を発揮してくれると思います。
私のバースデーサークルの経験は上司と社長のトップダウンによって実現しましたが、この発起人の上司が退職したことによって終わってしまいました。
せっかくいい仕組みで一時的に定着したとしてもその程度です。
でも会社全体の仕組みとしてバースデーを祝う仕組みが整っていればだれがやめてもバースデーを祝う仕組みはなくなることはありません。
ザ・リッツ・カールトンでは誕生日の従業員を祝うバースデーの仕組みがあります。
朝礼で今日がバースデーの従業員の名前を周知します。
そして誕生日の従業員は自分の部署の仲間だけでなく他部署の上司や先輩や後輩、そしてなんとホテルの総支配人から「誕生日おめでとう!」と声をかけてもらえるのだそうです。
ただバースデーの仕組みは、今すぐ導入できない場合もあるかと思いますのでビジネスユースのNLPからバリデーションサークルやバースデーサークルに変わるものを考えてみたいと思います。
周りの人の承認欲求を満たしてあげる
いきなりですが、自分の承認欲求を満たしてほしいところですが、そういう機会はなかなかないので自分が承認欲求を満たしてあげる存在になるというのはどうでしょうか。
自分が周りの人の承認欲求を満たしてあげられる存在になると思いもかけないメリットがあると私は思います。
周りの人の承認欲求を満たせるようになると
- 上司や同僚や後輩そして取引先の人から好かれる
- 味方が増える
これは仕事をするときの大きな力になるはずです。
周りの人の承認欲求を満たせる人の例として『聞き上手』な人がわかりやすいかもしれません。
聞き上手な人は好かれます。
人は基本的に自分のことを話したいのです。
その証拠に会話中、相手が話をしているのに相手の話は適当に聞きながら次に話すことを考えていたりします。
それに、相手が話しているのにその話に割って入りたくなります。
だから自分の話を「うん、うん」と聞いてくれる人が、人は大好きになるのです。
これも『自分の話を聞いてくれた=承認欲求が満たされた』ということになります。
ビジネスユースのNLPで周りの人の承認欲求を満たすには?
リフレーミングをつかいます。
リフレーミングとは、モノのみかたを変えることでもっとたくさんの視点や考え方を手に入れることができるNLPの代表的な手法のひとつです。
会社で仕事をしていると生理的に合わない人、苦手な人、嫌いな人がいると思います。
同じ会社の人じゃなかったら絶対に関わることがないだろうと思う人たちです。
こういう人たちをリフレーミングでみかたを変えるのです。
嫌いな人のためにイライラしたり葛藤したりしたことがたくさんあると思います。
これはその人たちのイヤなところ、欠点にばかりが見えていた状態です。
しかしそんな人たちだって家族がいたり、親友がいたり、恋人がいたりします。
家族や親友や恋人はあなたと同じみかたをしているでしょうか?
していませんよね?
別の視点であなたがイヤだと思う人たちを見ているはずです。
その人たちと同じ視点で見なさいとはいいませんしいえません。
でも仕事の仲間として別のみかたをすることができるはずです。
もし別のみかたができたら今まで苦痛だった会社が、なんていい人たちばかりなんだ!と思えるようになり、自分も幸せになります。
それからあなたが今までイヤだと思っていた人たちの印象が変わるということは、それが相手にもつたわるので相手の対応も変わってきます。
つまり相手のみかたを変えることで、相手の承認欲求を満たすことにつながり人間関係がよくなっていくのです。
相手のみかたを変える
リフレーミングの手順をカンタンに説明します。
方法はカンタンです。
以下の例を参考にマイナスがプラスになるような見え方を変えてみましょう。
わかりやすいように極端な例もいれました。汗
【今はこう見える】
- 臭い!いつ風呂に入ってるんだ?
- いつも机の上が散らかってる。整理整頓すればいいのに。
- いつも落ち着きがない。
- いつもイライラしている。
【視点を変えるとこう見える】
- お風呂に入れないくらい真剣に仕事に打ち込んでいるんだな、尊敬するな。
- すぐに仕事に取り書かれるように彼なりにがんばっているんだな。
- 好奇心が旺盛な証拠だな。
- 何事にも妥協をしない人なんだろうな。
ちょっとムリヤリな感じもしますが、すみません。汗
このようにイヤだと思う人のみかたを変えるようにしていくと本当に相手の印象が変わっていきます。
それからイヤだとかキライだという感情は相手に関心をもっているという証拠です。
だから本当に視点を変えると印象が変わることが期待できます。
まとめ
1日8時間働いたとして、1日の3分の1は会社にいることになります。
その時間を苦痛な時間にするか楽しく前向きな時間にするか、リフレーミングに関係なく自分次第でどうにでも変えることができます。
もちろんリフレーミングをつかえば変えやすいです。
ストレスを感じたまま仕事をしていては作業効率も落ちてあなた本来の力を発揮することができません。
ですからビジネスユースのNLPからリフレーミングを取り入れて少しでも快適な職場環境にチャレンジしてみてください。
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