著者:友松はじめ
Pocket

クレド、リッツ・カールトン関連のビジネス書で3万部突破のヒット

社会人として大切なことはすべてリッツ・カールトンで学んだ(彩図社)』の作者、

清水健一郎氏に、クレドの作成、導入、また実際の運用や、会社、従業員、取引先、

そしてお客様や自分自身のプラスの変化など、クレドについて様々な視点からインタビューを行いました。

本からは得られない貴重なお話しをどうぞお楽しみください。

 

どんな会社やお店にもミッション(使命・存在理由)はある

 

清水:深く聞いてみたら、それが『あなたのミッション』なんじゃないですか?ということになると思います。

 

友松:そうですね。

 

清水:起業した人達って、必ず何か理由があって起業しているわけじゃないですか。

理由なく起業した会社なんて、無いんじゃないかなって思います。

 

友松:こんなことを言ってはなんですが、公には出来ない、

人には言えないミッションをお持ちの経営者もいらっしゃるでしょうね。

 

清水:あなたの会社の誕生理由は?お金を稼ぎたい。

あなたの会社の存在理由は?お金を稼ぎたい。

あなたの会社の使命は?お金を稼ぎたい。

など、もちろん、公にできる、できないはあると思いますよ。

 

たとえば、女の子にモテたい。というのも誕生理由であり、

ミッションにあると思いますよ。

それで言うと、私のお店の誕生理由も地元では、言えなかったんです。

 

友松:え?清水先生のお店のことですか?

 

清水:そうです。そうです。

オープンする前ですが、あまりよくないお客さんがたくさんいらっしゃって、

オープンする前にお世話になっていた店長と私は、

何度も困らせられる出来事に遭遇していました。

 

私の地元ですから、そういった状況を私は変えたいと思っていました。

それが私のお店の誕生理由になりました。

このミッションも当時は、あまり公には言えないですよね。

 

そして、ひとつ、ミッションで失敗したなと感じていることがありました。

私のお店の使命、つまりミッションには、ゴールが設定されていたことでした。

 

友松:???どういうことですか?

 

清水:はい。それは、半永久的につづくミッションでは無いということです。

 

友松:あっ!がんばったら到達できてしまうゴールということですね。

 

清水:大企業のミッションは、半永久的に続けていけるミッションが多いですよね。

 

友松:例えば、人間が存在する限りはずっと続くような・・・。

 

清水:私の場合は、このミッションを作ってしまったことに、少し後悔しているところがあって。

 

友松:そんなミッションを作りたくなるくらいの状況だったのだなと想像しています。

 

清水:そうですね。

あまりよくない状況でしたから、このままではよくない。

もっと、地元の若い子たちが、東京や大阪で修行して、自分も最後は地元でお店をしたい!

と思えるような市場にしないといけないと。

 

だから、私はそんな市場を作って、次の子たちにバトンタッチしなければならない。

それが私のミッションだと決めてお店をオープンさせました。

 

それで、10年お店を運営していくうちに、同じようなお店が何軒もできました。

それは、地元に帰ってきた若い子たちが作ったお店でした。

 

そのお店のオーナーたちが、私のお店に来てくれて、

先にお店をやっている先輩みたいな感じで、お話しをする機会が何度かあり、

話しているうちに、私が掲げていたミッションは達成できたなと感じるようになりました。

 

友松:なんだか寂しい気持ちもしますが、それは、

清水先生が思い描いていた市場が出来てきたということでもあるわけですね。

リッツ・カールトンモットーでいうところの、

紳士淑女がいる市場になってきたということなんでしょうね。

 

清水:以前はほとんど売れなかった、ワインや輸入チーズとか、普通に売れる市場になったんですよ。

そんな感じで、私のお店のミッションが達成されたなと思ったわけです。

ですから、今はまた新しいミッションを考えている最中でもあります。

 

友松:清水先生が理想とする市場を作ったわけですね。

当たり前ですがミッションを掲げていなかったら出来なかったことだと思います。

すごいと思います。

 

次号につづく

 

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

  • このエントリーをはてなブックマークに追加