著者:清水健一郎
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ホスピタリティのあるコミュニケーションは質より量

今回のコラムは、私のクレド本がご縁でご依頼をいただいた、

ある企業様(製造業)の2018年7月の講演について

コラムを書かせていただいています。

 

前回までのお話は、様々な方々が持つ悩みは、結局、

同じ悩であり、同じ悩みなので解決方法も同じ、そして、

その解決方法は、「ホスピタリティ」だと言う事をお話させていただきました。

 

そして、その「ホスピタリティ」を持ったコミュニケーションを取る事、

身に着けることは、けっして難しくなく、簡単で誰でもできる。と

言うところで終わりました。

 

ホスピタリティのあるコミュニケーションは質より量

では、今回、なぜ「ホスピタリティ」を持つコミュニケーションを

身に着ける事が難しくないのか?

その理由の一つを、私なりの考えではありますが、皆さまにお話させていただきます。

 

「ホスピタリティ」を持ったコミュニケーションを取ることで、

相手と絆を強めることも、お互いの人生を向上させることもできます。

 

と、聞くと皆様は、どうやってクオリティの高いコミュニケーションを取るのか?

そう考える方は少なくないと思います。

 

職場、仕事のコミュニケーションは、上司と同僚、そして部下。

また、経営者でしたら、従業員全員とどんなコミュニケーションを取るか・・・。

どうしたらホスピタリティを持って接することができるか。

 

課題ですよね。

ですから、コミュニケーションを難しいと考えている方も多いと思います。

 

しかし実際には、絆の強い人間関係が存在します。

それは家族です。

家族とのコミュニケーションで、質を求めていますか?

 

質を求めてしまえば、前回お話させていただいた娘と、

どうやって会話していいのかわからないお父さんになってしまいます。

 

本当に仲の良い友達とのコミュニケーションも、そんなに質を意識された事がないはずです。

家族も仲の良い友達も、いつもくだらない話で盛り上がっていたりしませんか?

 

私は毎日毎日、妻とほんとによくお喋りをします。

自分でも「毎日、毎日こんなに話す事がよくあるな。」って、

思うくらいよくおしゃべりをします。

内容はたいしたことはありません。

 

つまり質より量のコミュニケーションをいつも取っています。

クオリティの高くないコミュニケーションを取るクセがついているので、

お互いどんなにささいな事でも、つまらない話でも話すクセがあります。

 

コミュニケーションを取るクセがあるんです。

すごく幸せですよ。

 

もうお分かりですね。

実はコミュニケーションは、質より量、数なんです。

 

職場上司と同僚、そして部下。仕事の取引先の社員の方。

会社の従業員全員。

それぞれ、より多くのコミュニケーションをとるんです。

 

コミュニケーションの量こそが、互いの絆、関係をより深いものにしていきます。

相手を知れば知るほど、自分を知ってもらう、

知ってもらえば知ってもらうほど、相手との関係が深まり絆を強くします。

 

まとめ

今回は、クレドと関係の深い「ホスピタリティ」。

そのホスピタリティを持ったコミュニケーションを取る事は簡単です。

と言う理由の一つをご紹介させていただきました。

 

とにかくコミュニケーションの数、量を増やしましょう。

質は後回しです。

 

「では、どうやって量や数を増やせばいいの?」

「家族や友達間だとできても、職場、社内だとそうはいかない。」

「歳が離れて価値観が違うし、仕事場と言うのは、もともと無駄な

おしゃべりをする事を悪だと位置づけている人達が多いのでは?」

と、考える方は少なくないと思います。

 

そこで、次回は、そんな悩みを持つ方々にヒントをご紹介させていただきます。

 

次号につづく

 

 

著者/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

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