ベーシック8 ミスターBIV/クレド6ステップ導入マニュアルステップ4 / クレドサクセス実践ブログ(インタビュー)
はじめに
今回からクレド6ステップ導入マニュアルのステップ4のインタビューです。
ステップ3を導入することで、どんなメリットがあるのか。
そのあたりのことについて開発者の清水先生にインタビューしていきます。
クレド6ステップ導入マニュアルを購入後のクレド導入特に、組織の意識改革の参考にしてみてください。
【友松】:さっそくですが清水先生、次はベーシック8番です。
ミスターBIVといわれるベーシックですね。
8.ホテル内に問題点(MR BIV)がないか、従業員一人一人が、いつもすみずみまで注意を払いましょう。M(mistake)ミス R(rewark)やり直し B(broken-down)破損 I(inefficiently)非効率 V(variety)ばらつき
このミスターBIVについて、ベーシックになぜ8番を入れているのか、その意図やベーシック8番に関する清水先生の体験などをお聞かせください。
【清水】:ベーシック8の体験ですか、私はもうベーシック8はとても大事だと思っていて、お店や職場をよくしようとしたときに、足し算でよくしようとするんです。
【友松】:わかります、わかります。
【清水】:『売上が悪いから広告を打とう』とすると費用がかかるでしょう?
例えるなら栄養ドリンクを飲むようなものじゃないですか。
風邪薬なら風のウイルスを殺す薬なのか、症状だけをおさえる…このたとえ、わかりにくいですね。(汗)
【友松】:根本をなおすか、表面をなおすかってことですよね?
【清水】:そうです、そうです。(笑)
多くが表面上のことをしようとするんです。
広告を打とう、プレスリリースしよう、SNSを更新してみようとか。
でもそれはいっときのことで、しばらくすれば収束していきます。
問題を無くすことに焦点をあてる、今ある現状から何を引くか、を考えることが重要なんです。
つまり自分の職場を見つめ直して、問題があることを認めて、マイナスを引いていく、改善していく。
それが大切なんです。
そしてこのミスターBIVの前提としておぼえておいてほしいことがあります。
それは現状に問題があるといことをリーダーが認めることからはじめないと改善は始まらないということです。
そこを謙虚に問題があると認めること。
私の場合は問題を箇条書きにしていく方法をリッツで教えてもらいました。
もしこのミスターBIVが職場にあって習慣化すると…
- もっと改善できるんじゃないか?
- もっと問題を見つけることができるんじゃないか?
- もっと従業員や会社全体で問題をみつけて改善できるんじゃないか?
こんなふうに頭がまわっていくようになるんです。
私が何度も経験した話をさせていただくと、とあるレストランに私が入ったとして私にはミスターBIVが染み付いていますから、いろいろな問題が見えてきます。
しかしそこで2年3年と働いている人には、このミスターBIVの考え方が備わっていないと意識できないんです。
特に管理者の方へ、もっとこうしませんか? と提案をしたとしても、その提案を『否定』ととらえられてしまうことがあるんです。
ここでこのミスターBIVをあらかじめ導入していれば、提案に関して素直に受け取れる体制になっていることが多いんです。
【友松】:それって、ベーシック5番に通じますね。
5.すべての従業員は、自分のポジションに対するトレーニング修了認定を受け、毎年、再認定を受けます。
あなたの仕事のレベルを定期的にチェックしますよ。とルールを決めておけば自分の能力を否定されたと受け取られないというのと同じようにかんじました。
【編集後記】
クレドを研究している友松です。
今回のステップ4のインタビューはいかがでしたか?
ベーシック8、ミスターBIV。
このミスターBIVが清水先生には染み付いていて、いくつもの街場の飲食店を改善していったそうです。
それほど強力なミスターBIV。
ぜひクレドをつくるときには加えてほしいベーシックです。
《つづく》
出演/清水健一郎
清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。
リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。
2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。
インタビュアー/友松はじめ
勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる
現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中