会社のビジョンを明確にするといいクレドができあがる / クレド6ステップ導入マニュアルステップ4 / クレドサクセス実践ブログ(インタビュー)
はじめに
今回からクレド6ステップ導入マニュアルのステップ4のインタビューです。
ステップ4を導入することで、どんなメリットがあるのか。
そのあたりのことについて開発者の清水先生にインタビューしていきます。
クレド6ステップ導入マニュアルを購入後のクレド導入特に、組織の意識改革の参考にしてみてください。
クレドの作成のステップ
【友松】:クレドの作成のステップ、ステップ4になりましたね。
普通に考えたらクレドを先につくることが多いと思うのですが、清水先生が開発したクレド6ステップ導入マニュアルは、最初からクレドをつくることはせずに、ステップ1~3まではクレドを導入するための土台づくりにあてています。
なぜそのような構成になっているのかは、今までのインタビュー記事を読んでくださっている方はおわかりになっていると思います。
そしていよいよクレド作成のマニュアル、ステップ4のインタビューになりました。
清水先生、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
【清水】:はい、よろしくお願いします。
【友松】:クレドをつくりたい方は、もちろんクレドをつくるということに焦点をあてている、興味があるということだと思うのですが、清水先生が開発したクレド導入法では最初にクレドをつくるのではなくて、クレドを導入するための土台をつくっていくことが先でした。
そしてこのステップ4でも、いきなりクレドはつくらないということで、
- 会社のビジョンを明確にすること
- 会社のミッションを明確にすること
- ミッション・ステートメントということで使命宣言すること
これら3つを文章化してはじめてクレドをつくりはじめるということで、私はこれを聞いて個人的にこのビジョン、ミッション、ミッション・ステートメントを文章化していく作業は経営者と従業員があらためて会社のことを理解しなおすいい機会になると思っています。
誤解を恐れずに言うと、経営者の方の中にはわかっていなくてビジョンやミッションを使っている人もいると思うんです。
このステップ4では、クレドをつくることを楽しみにしている人もいると思うんですけど、まずは会社のビジョンから清水先生にお話を聞いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
では、会社のビジョンを明確化するということなんですけども、クレドの作成の前にビジョンを明確化することを先にやることの意図をお聞かせくださいますか?
【清水】:クレドは信条であって、信じて疑わない行動指針なんですね。
そしてビジョンっていうのは会社が将来なりたい姿とか目的とか未来予想図だと思うんですね。
だから将来なりたい姿になるための信条、将来なりたい姿になるための行動指針というものがクレドなのです。
だからまず最初は将来のなりたい姿やゴールや目的というのを明確にしましょう。
ということでビジョンを最初にもってきています。
ゴールを航海にたとえると、目的地がハッキリしていれば、食料や水やどんな人が何人必要かを決めることができます。
目的地を明確にするとクレドが導き出されるということなんです。
つまりビジョンが明確になると逆算しやすいんですよね。
【友松】:最近はバイトテロとかコンプライアンスの遵守だとかいわれますよね。
なんだか、その対処のためにクレドを導入したいと思っているところもあると思うんですが、そうじゃないですよね。
バイトテロさせないためにクレド、コンプライアンスを守らせるためにクレド、っていうと今先生が言ったクレドとはちょっと目的がちがってきますし、クレドをつくりにくいかもしれないですね。
【清水】:ハッキリ言ってしまえば、バイトテロとかコンプライアンスの遵守のその先のものを目指すためですよね。
従業員やバイトを教育するためにクレドが必要。
じゃあ、なぜ教育したいの? どうしたいの?
どこを目指しているんですか?
さらにその先をしっかりと明確にとらえる必要があるかなと思います。
それがビジョンです。
【友松】:あっ! そうか! だからクレドよりもビジョンを先に整理しておくことが必要ということか。
【清水】:そうそう。そうです。
【編集後記】
クレドを研究している友松です。
今回のステップ4のインタビューはいかがでしたか?
クレドをつくる前に、ビジョンを整理することで、もっといいクレドが出来上がるというお話でした。
次回もクレド作成と同じくらい大事な話が続きます。
《つづく》
出演/清水健一郎
清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。
リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。
2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。
インタビュアー/友松はじめ
勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる
現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中