著者:清水健一郎
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クレドの導入はラインナップでうまくいく!

~前回までの記事では~

前回まで、クレドコンサルタントの清水先生から直接指導を受けながら、クレドサクセス実践会のベーシックを9番まで作りました。
9番まで作ったところで、実際のラインナップを清水先生とやってみることになりました。
そのラインナップの続きです。

 

クレドの導入はラインナップでうまくいく!

清水:クレドサクセス実践会のベーシック1番は
『クレドは、クレドサクセス実践会が実現したい願いです。全員がこのクレドを理解して自分の実現したい願いと受けとめて、最善を考えて選択して行動します。そのために毎日クレドを読み返しディスカッションし、つねに原点に立ち返ります』
と書いていますよね。

では、あなたが感じる限り、全員がこのクレドを理解して、自分が実現したい願いだと受け止めていますか?

 

友松:うっ…。周りのスタッフもふくめてですか?

 

清水:そうです。
この人は分かっていないなと思うスタッフはいますか?

 

友松:いないと思います。

 

清水:はい。わかりました。
では、自分の実現したい願いと書いていますが、なぜあなたはこのクレドを実現したいのですか?

 

友松:我々がこのクレドを実現するということは、クライアント、つまり経営者さんもそこで働く従業員の方々も生き生きと働くことができるからです。

 

清水:それがあなたが実現したい願いなんですか?

 

友松:はい、そうです。

 

清水:(笑)もっと単純に答えてください。
自分がやる仕事でクライアントさんがよろこんでくれたらうれしいじゃないですか。

 

友松:うれしいです。(笑)

 

清水:そんな感じでいいんです。(笑)

 

友松:はい。わかりました。

 

清水:『毎日クレドを読み返しディスカッションし、つねに原点に立ち返ります』と書かれています。
あなたが仕事でどうしたらいいかな? と悩んだときはどうしますか?

 

友松:すぐにクレドカードを取り出して読み返します。

 

清水:読み返して、どうします?

 

友松:読み返して…、読み返して…。
読み返して原点に立ち返ります!

 

清水:もちろん、そうなんですけど…

 

友松:もちろん、そうなんですけど、この答えじゃダメなのはわかってます。(汗)

 

清水:会話のように言い返してもらうような、相手を納得させるような言い方でいいんですよ。

『原点に立ち返るんで読み返して答え見つけまーす』
『じゃあ、お前、それで答えみつけられるんやな?』
『うーん、それでもわからないときは、先輩や上司に聞きます!』

とか。

または、
『自分がこうしますと言った内容に自信がなかった場合は、先輩や上司に確認とります!』

とか。

ラインナップでは、

『だったら、どうすんねん?』
『だったら、どうすんねん?』
『だったら、どうすんねん?』

と次々聞かれますからね。

 

友松:うわぁ…。
これは、新人だとなかなか答えられないのではないですか?

 

清水:それはもちろん。

 

友松:こなれてくるんですね。

 

清水:そう。こなれてくるんですよ。
そして、こなれた者同士でラインナップをやっていたら、しつこくなるし、めんどくさくなるので(笑)、おたがいに短縮したりするときもあります。

 

友松:漫才のかけあいに近いですね。

 

清水:では、今度は私がラインナップで答える側になるので、友松さん、質問してください。

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。
本日の清水先生のコラムはいかがでしたか?

私、あせると笑ってしまうんですよね。(汗)
今回、ロープレでラインナップはかなりあせります。

あせりますが、よりラインナップ導入のメリットがわかります。
そしてクレドにラインナップがあることでクレドが浸透することもよく理解できます。

どんなことでも質問されたら言い返す。
言い返されたらまた言い返す。

このやり取りは、クレドカードに書いてあるゴールド・スタンダードがもとになっています。
だから、ラインナップをやればやるほど、クレドやベーシックをスタッフが覚えるし、しっかり身につくということですね。

クレド浸透には、ラインナップが必要と清水先生からいつも聞かされていますが、ロープレでもいいのでやってみるとそれがよくわかります。

それから、今日のやりとりは関西弁で書きましたけど、こんな感じで適度にフランクにかしこまらないラインナップが良いように思います。

かたくるしくて、型にはまった、発言しにくいラインナップって楽しくないですもんね。
ちゃんとルールがあり、適度な節度がある中で、たのしくも緊張感のあるやりとり、良いと思います!

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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