著者:清水健一郎
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リッツ・カールトン・ベーシック5番と6番を作る

清水:次はベーシック5番ですね。クレドサクセス実践会のベーシック5番を読んでみてください。

 

友松:クレドサクセス実践会のベーシック5番を読みます。

5.すべての従業員は、クレドにそった仕事ができているかを毎日のラインナップで確認し、クレドに立ち返る確認を行います。

 

清水:リッツ・カールトンのベーシック5番を確認します。

5.すべての従業員は、自分のポジションに対するトレーニング修了認定を受け、毎年、再認定を受けます。

 

友松:クレドサクセス実践会にはトレーニングはありません。
トレーニングがないから、そのかわりになるのが先日つくったクレドを毎日読み返すこと。
毎日出来ているかなと思い返す習慣が、リッツ・カールトンのベーシック5番のトレーニング終了認定だろうと考えました。

 

清水:私もそう思います。
それではベーシック6番にいきましょう。
リッツ・カールトンのベーシック6番を読みますね。

6.カンパニーの目標は、すべての従業員に伝えられます。これをサポートするのは、従業員一人一人の役目です。

 

友松:では、クレドサクセス実践会のベーシック6番を読みます。

6.クレドサクセス実践会の目標はリッツ・カールトンや、ジョンソンエンドジョンソンのような一流企業がもつ成功の仕組みであるクレドの導入のお手伝いをさせていただくことです。この目標は、すべての従業員に伝えられます。これをサポートするのは従業員一人一人の役目です。

 

清水:言っていることはわかりやすいんですが、クレドサクセス実践会の場合、提供するサービスの内容がかわったときに目標の内容がバラバラになってくると思うんです。
だから、目標もあいまいでいいんです。
あいまいというか、目標は部署ごとに変えてもいいんです。そして各部署のラインナップでディスカッションする。

でも、カンパニーの目標はしっかり全員につたえられて、ひとりひとりがしっかりとサポートすべきことです。

「会社の目標を君はわかっているよな?」
「じゃあ、これをサポートするのは従業員ひとりひとりの役目ですね」
「では、カンパニーの目標を達成するための君の目標は何ですか?」

と、こんなかんじでラインナップではディスカッションしていましたから。

 

友松:そうであれば…

6.クレドサクセス実践会の目標はすべての従業員に伝えられます。
これをサポートするのは従業員一人一人の役目です。

これで良いってことですね。

 

清水:そういうことですね。いいと思います。

 

友松:ありがとうございます。ではベーシック7番に行きます。

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。
本日の清水先生のコラムはいかがでしたか?

クレドサクセス実践会のベーシックを作るのに、リッツ・カールトンのベーシックを参考に作成をすすめているわけですが、リッツ・カールトンのベーシックを書いてあるとおりに鵜呑みにしちゃダメですね。

よく清水先生に言われるのですが、裏側の意図を読み取らないと、自分たちに意味のないベーシックになってしまいます。
リッツ・カールトンのベーシックの裏の意図を自分なりに読み取った結果、まったく違うベーシックができたとしても、まったく問題ないはずです。

今回は、部署の目標とカンパニーの目標、2つの目標がベーシックにあってもいいということがわかりました。
そして、ラインナップが大事なことも、今回また出てきましたね。

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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