著者:清水健一郎
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リッツ・カールトン・ベーシック4番に悩む

友松:ありがとうございます。
つづいて、迷っているベーシック4番です。

まずは、リッツ・カールトンのベーシック4番を読みますね。

4.「従業員への約束」は、リッツ・カールトンの職場環境の基盤です。すべての従業員がコレを尊重します。

すべての従業員が誇りをもって仕事ができるようなことを考えないといけないということはわかりました。
でもここで止まってしまいました。

 

清水:ちょうど今、ベーシック4番についてのコラムを書いていたところでした。
コラムの原稿を送りますので読んでもらってもいいですか?

▼ベーシック4 従業員とWin-Winの約束をしていますか?
https://business-study.com/basic-4/

 

友松:はい。読ませていただきます。何分か時間をください。

数分後…

 

友松:たとえば…、企業の成長促進剤になる…いや、ちがうな。(汗)

 

清水:ベーシック4は、従業員を雇うのが前提だから、クレドサクセス実践会が将来的に従業員を雇うのかというところで変わってきますね。

 

友松:リッツ・カールトンの場合は「みんな、紳士淑女になってね。みんなを大事にするからね」ってことでWIN-WINでしょう?
われわれクレドサクセス実践会の場合は、仮に従業員を雇った場合には「企業の成長促進剤のような人になってね」といえるのかもしれません。

 

清水:「人からよろこんでお仕事をさせていただく人材を育てるのがクレドサクセス実践会の使命です」というような。

このベーシック4番の『従業員への約束』ですが、私が入社した当時は無かったんです。
そして3年ほどたってから導入されたものなんです。

友松さんのベーシックの勉強のためにもベーシック4番を入れておくのはいいと思います。
ただし、あくまでもベーシックの理解を深めるという目的で、考えて入れるのはOKですがムリにベーシック4番を入れる必要はないと思います。

もちろん、これはクレドサクセス実践会の話なので、従業員を雇用している会社はベーシック4番の導入を検討したほうがいいと思います。

 

友松:先程読ませていただいた清水先生のコラムで思いました。

▼ベーシック4 従業員とWin-Winの約束をしていますか?
https://business-study.com/basic-4/

もし従業員を雇うとしたら『こんな従業員に来てほしいな』という理想をベーシック4番に込めるというのもいいのではないかと。
今から従業員を雇用しようと考えている、今はお一人で事業をしている方なども。

 

清水:それも有りです。そしてお互いにWIN-WINになるような文章にするといいですね。

 

友松:それであれば『成長促進剤のような人』になってねという言葉をいれたベーシック4番でいいような気がしてきました。

 

清水:いや、『成長促進剤のような人』になってねというのは、まだ感情が足りない気がします。
だから『クライアントに、こころから感謝されて、自信と誇りをもって仕事ができる人を育てていきます』という内容がいいように思います。

 

友松:私がなぜ『成長促進剤』にしばられたかというと、リッツ・カールトンでは紳士淑女を強調していたので、わかりやすい従業員のイメージを作る必要があるのではないかと思ったからです。

でも、先生の『クライアントに、こころから感謝されて、自信と誇りをもって仕事ができる人を育てていきます』という文章がわかりやすいですね。
理解されやすいと思いました。

それに、一度決めたベーシックも変化させていけばいいんですからね。

 

清水:そうです。どんどん変えていったらいいと思います。
そしてラインナップができる状態にもっていったらいいと思います。

 

友松:ベーシックまでできたらラインナップができますからね!

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。
本日の清水先生のコラムはいかがでしたか?

今回はリッツ・カールトン・ベーシック4番をもとに、クレドサクセス実践会のベーシック4番を作るというお話しでした。
クレドサクセス実践会には従業員がいませんから、ベーシック4番はイメージできなくて止まってしまいました。

でも、清水先生と話をしていて、来てほしい人のイメージを先に作っておくためのベーシック4番でもいいのでは? という考えになれたのでよかったです。

『来てほしい人』を先にイメージしてベーシック4番に入れておくというのであれば、今から従業員を採用しようと考えている経営者の方にも「うちはスタッフいないんだけどな。だからベーシック4番は関係ないな」ということにはなりにくいですよね。

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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