著者:友松はじめ
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リッツ・カールトン・ベーシック11番
リッツ・カールトン・ベーシック11番
妥協のない清潔さを保つのは、従業員一人一人の役目です。

 

友松:20個までベーシックは作りたいと思っています。それに作れるとか作れないとかではなく、私の場合はベーシックのメソッドを学びたいので無理矢理にでも20個を作りたいと思っています。

 

清水:そういうふうな考えなら大丈夫ですね。もちろん他の方は20個作る必要はまったくないのですが、友松さんの場合はクレドを研究していますからね。(笑)

 

友松:はい。(汗)

 

清水:たとえば、リッツ・カールトン・ベーシック11番の『妥協のない清潔さを保つのは、従業員一人一人の役目です』がありますよね。このベーシックをどう職場に活かしていくか。

このベーシック11番は、ホテルのスタッフの共通の内容になりますよね。

では、クレドサクセス実践会のクレドの中で『クリンネス』ということに関してどういうふうに取り入れたらいいのかなと考えてみるといいですね。

 

友松:クリンネスではないけれど、それに似たもの、近いもの、考え方…

たとえば…、事務所の整理整頓とか?

 

清水:はい。

 

友松:あとは、お客様とお会いする時の身だしなみとか?

しゃべり方とか?

 

清水:たしか『身だしなみ』については別のリッツ・カールトン・ベーシックに書いてると思います。

 

友松:リッツ・カールトン・ベーシック18番ですね。

18.自分の身だしなみには誇りを持ち、細心の注意を払います。従業員一人一人には、リッツ・カールトンの身だしなみ基準に従い、プロフェッショナルなイメージを表す役目があります。

 

清水:私たちのサービスの現場であれば、厨房とか、バーカウンターの中というのは、ベーシック11番は、あてはまると思うんですね。
では、ネット関連でベーシック11番にあてはまることってありますか?

 

友松:そうですね…。ユーザビリティとかでしょうか。
ユーザビリティは、ホームページの操作性やわかりやすさです。

 

清水:はい。おそらくそういう部分かなとは感じていたんですけどね。
あとは、クレドサクセス実践会で販売しているマニュアルに誤字脱字が無いなど。もちろんホームページもです。

あつかいやすさ、わかりやすさ、誤字脱字の無い読みやすさ、こういうのがクレドサクセス実践会にはあてはまるのかなと。

 

友松:そうですね。うん。

 

清水:リッツ・カールトン・ベーシック20番までを自分たちにあてはめる作業で、ベーシックを作りにくいなと思うところはありますか?
今お話しているベーシック11番も、私と話していて『ピン』とくるところもあったようなので…

 

友松:リッツ・カールトン・ベーシックを1番から20番まで、ひと目見て、自分の仕事とあてはまらなそうだと思ったとしても、そこからいろいろと考える作業が学びになるというか、業務の見直しの作業なるというか、そんな印象をもちながら進めています。
作りにくいと思うところはたびたびあります。(笑)

 

清水:それなら一度、20番まで通して作ってみて、どうしても作りにくいというのがあれば、質問してもらうというのもいいかもしれませんね。

 

友松:そうですね。それから私もクレドサクセス実践会のベーシックを作りながら、リッツ・カールトン・ベーシックの裏側の意味を考えながら、自分に置きかえてみます。
もしかしたら、置きかえることで、リッツ・カールトン・ベーシックと見た目がまったく違うものになる場合もあるかもしれません。

 

清水:まぁ、一度作ってみて、そこから調整していくのもいいかもしれませんね。

 

 

【編集後記】

リッツ・カールトン・ベーシックは1番から20番まであり、今回出てきたベーシック11番のように『妥協のない清潔さを保つのは、従業員一人一人の役目です』は、ホテルだから想像がつきます。

ベーシック11番を普通に読んだら、事務所の掃除や整理整頓? と考えてしまうのですが、今日のインタビュー記事にもありましたが、ベーシック11話にでてくる『清潔さ』が、IT企業だと『ユーザビリティ』、印刷会社なら『誤字脱字が無い』などになってくるのではないかと思います。

リッツ・カールトン・ベーシックを読んだまま理解するのではなく、裏読みする必要はあるかもしれませんね。

 

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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