著者:友松はじめ
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クレド、リッツ・カールトン関連のビジネス書で3万部突破のヒット
社会人として大切なことはすべてリッツ・カールトンで学んだ(彩図社)』の作者、
清水健一郎氏に、クレドの作成、導入、また実際の運用や、会社、従業員、取引先、
そしてお客様や自分自身のプラスの変化など、クレドについて様々な視点からインタビューを行いました。
本からは得られない貴重なお話しをどうぞお楽しみください。

なぜ、他部署の仕事ができるのか?人生初の大仕事ができたクレドの本当のすごいところ

清水:普通、21歳のスタッフに、ロマネコンティなんてサービスさせたりはしません。

普通に滞りなくサービスが終わり、数日後、ご家族の方がレストランにおいでくださって、
サービスのお礼をいただき、そしてご家族がお亡くなりになったことを話してくださいました。

一番印象に残ったサービスですが、サービスをすることができたうれしさはありませんでした。
それよりも、マネージャーから与えられた今回のサービスが、あまりにも大仕事すぎて、
本当に私でよかったのかという気持ちが大きかったですね。

各部署、マネージャークラスが行っていたサービスに、本当に自分でよかったのだろうかと。

たしかに、今思い返してみても、あのとき、あの大仕事でサービスをさせていただいたことは
やってよかったと思いますし、感謝もしています。

クレドが活かされたという面では、
私のサービスは小手先のように見えるかもしれません。

接客だけの表面を見られることが多いのですが、その対応がなぜ出来るのか?
その土台作りがクレドの本当のすごいところ
なんです。

だからなぜ、レストランの人間が、スイートにいって、
そつなくルームサービスのスタッフと同じようにルームサービスができるのかというと、
これはクレドの仕組み、他部署との垣根が無いので、いざというときに対応することができたということなんです。

クレドの中にもありますが、スタッフをしっかりと成長させると言う面では、
マネージャーが私にサービスを任せたというのも、まさにクレドのそれです。

クレドによって、裏方もしっかりしているから表のサービスもしっかり仕事ができるのです。

みなさん表のサービスだけを注目されるのですが、間違いなく裏方が支えられている、それがクレドの力だと思うんですね。

クレドによって部署間、上司部下との信頼関係が育つ

友松:それは、リッツ以外のところでも、クレドが機能すれば同じ事が起こると?

清水:起こります。間違いなく。
クレドのメリットの1つは、スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすくなる、
絆も深くなるというところで、他部署との連携が非常にとりやすくなります。

友松:クレドによって、信頼関係が出来ていたから、マネージャーは当時の清水先生を
VIPのお客様のサービスをするように命じたわけですね。

清水:そうですね。信頼関係ですね。
ただ、私はまだレストランで、そこまで重要な仕事を任されている立場では無かったんですけどね。

私は裏方の仕事の方が多かったんです。
でもクレドがあったから、マネージャーが私をよく見てくれていて、これをキッカケに表の仕事も
自信を持って出来るようになるんじゃないかと思って、「清水、行ってこい!」と送り出してくれたのだと思うんです。

なかなか、裏方のスタッフは、目立たなかったり、見て貰えなかったりするところはあったと思うのですが、
クレドがあればそういうところまでも、目が届くようになります。

ですから、クレドを導入されたお店や会社も、同じような効果が現れてくるのです。

友松:私たちにも、クレドの導入は出来ますか?

清水:出来ます。ですから、クレドの導入は難しいものじゃ無いと思っていただきたいですね。
簡単なことをひとつひとつ行っていけばいつの間にか導入できるものです。
エネルギーと根気はいるところもありますが、決して難しくはありませんよ。

友松:では、クレドはどんな業種に向いていますか?

清水:どんな業種にも向いています。
なぜならば、私の著書にも書いていますが、ホテルはお客様と接するスタッフと同じ人数が、
裏方のスタッフとしているのです。購買、エンジニア、カーペンター、備品管理、厨房、洗い場・・・。

友松:みんなクレドを実践しているんですよね?

清水:もちろんです。
先ほどから話しに出てきているラインナップですが、
これはまた別の機会に詳しくお話ししたいと思いますが、簡単に分かりやすく言うと、ラインナップはリッツ式朝礼です。
このラインナップは、リッツのどの部署でも必ずやっていますし、私も他部署のラインナップに参加をしていました。

ですから、クレドは、ホテルや接客業だけのものですよね?
いえいえ、とんでもない。どの業種でも導入できるものなんですよ。と私は言いたいですね。

友松:クレドはリッツ・カールトンで有名になったので、どうしてもホテルやサービス業に適したものというイメージを
持っておられる方も多いと思いますが、決してそうではないということですね。

これは、クレドを導入したいと考えておられる方は、すごく勇気づけられるお話しですね。
清水先生、本日はありがとうございました。

次号につづく

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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