著者:友松はじめ
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従業員の代わりはいくらでもいる時代はとっくに終わっていたけれど

清水:おそらく、経験も無いのにアレコレ言うということに関して言えば、本人はコミュニケーションできていると思いこんでいるんです。

でもスタッフさんの話は聞いていないですよね。

相手のことを知ろうとしていないですよね。

 

声をかけたときに大切なことは『相手の声を聞くこと』だと思います。

「元気?」

「なんか、仕事で気になることある?」

「仕事で改善したいこととかある?」

 

友松:私の知る範囲では、清水先生がいうようなコミュニケーションは取っていないなと思います。

 

清水:部長のことをあまり良く思っていない人が感じていることは、結局このコミュニケーション不足なんだと思うのですよ。

 

友松:……あッ!わかった!わかりました!今わかりました!

私は今、微力ながら部長のためになんとか状況を変えたいと思っているんです。そして店長さんとも仲良しなんです。

ですから部長と店長さんと両方の話を聞く立場になってしまっているんですが、温度差がありますね。

 

清水:どんな温度差?

 

友松:部長は以前、従業員は辞めても募集すればすぐに補充できる思っていたと。

でもあることがあって、そういう考えを改めようと思ったそうです。あることというのは私も知っていることなんですが、考え方を改める大きな転機になったようです。

それでなんとか従業員との関係を良くしていきたいと行動を起こしているがうまくいかないということでした。

 

清水:部長はおいくつくらいの方ですか?

 

友松:50代です。

 

清水:バブル世代…に多いんですよ。特にサービス業に関してはバブル時代は本当に厳しかったと思うんです。

社員教育などは役に立たなければ簡単に辞めさせられる。「お前の代わりはいくらでもいるんだ」ということで厳しかった。

 

私も散々言われましたよー。

だから、代わりはいくらでもいると思ってしまうんです。

 

友松:そして、気づいたのはいいけど、従業員とどうやって接していいかが分からないという状況で。

 

清水:これは、本当に上の世代の人たちに声を大にして言いたいことのひとつ。

自分たちはバブルという厳しい時代を生き抜いてきたと思っておられるのですが、先輩方は黙っていてお客様があふれるように来たでしょう? 何もしなくても売上上がったでしょう? と言いたい。

その逆で、恵まれた時代だからこそ厳しできる、そして今のような厳しい時代こそ人材を大切に出来なかったら生き残っていけない。

 

友松:バブル時代のホテルはすごかった。

 

清水:私はよく歴史に例えてよく言うんですが、戦国時代こそ、実は兵士をコマのように扱っているように見えるけれど、人を大切にしていたし、豊かな時代ほど代わりがいると思っていたんです。

 

友松:…。

 

清水:?どうしました?

 

友松:豊かな時代ほど代わりがいると思っていたというのが、よくわかりません。(汗)

 

清水:豊かな時代ほど「お前の代わりはいくらでもいる」という言葉が使えるのです。

 

友松:あー

 

清水:厳しい時代ほど、ひとりひとりを大事にしないとやっていけない。

 

《つづく》

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。

本日のコラムはいかがでしたか?

 

今は、求人募集をしても応募が無い時代です。

知り合いの会社では、30万円の求人広告を出して、応募が1人でした。

採用じゃないですよ、応募ですよ。

 

数年前じゃ、考えられないことです。

本当は企業は儲かっているのに、内部留保して従業員に還元しないから、世の中まだなんとなく不景気が続いているように感じますが、実はもうあのバブル時代と同等の景気に戻っていると言います。

 

一般の人には実感は無くても、企業は儲かっていますから働き手が必要なわけです。

だから、求人募集が確かにすごいですね。業種関係なく時給もすごく上がっています。

景気が良くなって、売り手市場に変わってしまったため、少し待遇を良くしても、就職する側は、仕事を選び放題。

 

儲かっているのに、働く人が確保できなくて倒産した会社が今すごく多いと聞きます。

だから、募集をして人材確保も大事だけれど、今いる社員の満足度をあげて、人材流出を止めるのも課題でしょう。

 

クレドも人材流出を止める、また人材採用にも役立つツールになると思います。

 

次号につづく

 

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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