著者:友松はじめ
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会社に新しい仕組みをを定着させるために注意しないといけないこと

会社に新しい仕組みをを定着させるために注意しないといけないこと

友松:読書会に参加した時の特典ですが、それは部長の権限でどうにでもなると思います。

ただ、店長さんは自分も参加はしたけど、意識の低いスタッフに参加してもらうのが苦労しそう。と考え込んでいました。

 

清水:ほらね。だから、集まって読書会をしますけど、そのときは時給が出ますとか、通常の時給は800円ですが、読書会の時の時給は1000円です。とか、何か得になるいいことを提示してあげること、その上で、この読書会をする意味や大きな目的を説明して理解してもらう。ということが必要になってくると思います。

 

友松:そうですね、特典と目的ですね。

 

清水:大きな目的にむかって動き出すにしても、最初の一歩を踏み出すための何かがいるし。例えば月3冊の本を読んでいる人はこれだけの所得を得られているというデータもありますから、みなさんで読書を通して勉強をして、お店の売上を上げて所得も上げていきましょう。と伝えるとかですね。

 

友松:そういう所得と読書の関係の統計データがありますね。

 

清水:そうそう。読書会に1時間参加しても、仕事と同じ1時間分の時給が出ますから、将来の投資だと思っていっしょに勉強していきましょう。と伝える。分かってもらう。

1回目、2回目で、読書法を学んで、時間がかかったり、出来なかったとしても、楽しんで続けていくことが大切だからみんなでやっていきましょう。というような楽しくて緩やかな雰囲気でやっていくことで、先程言いました、スタッフの拒絶反応もかなり少なくなるのではないかと思いますよ。

また、そうしないと、読書会の継続や定着は無理だと思います。

 

友松:最初はハードルを低く低く、そして現実的な特典、そして目的。

 

清水:特典もだけど、目指す目的はしっかり参加者にイメージしてもらうといいですよ。

 

友松:そうですね、読書会で本が効率よく読めて、日々の仕事で活用出来るようになりますから、読書会に参加し続けた時の将来像が無いとしんどくなりますね。そして読書会が物理的にマイナスにならないようにというのは最大限に注意します!

 

清水:そして、読書会の時に、毎回、毎回、マニュアル・ステップ1のアイスブレイクを実施することを忘れないように。

 

友松:します。必ずします。

 

清水:読書会の参加メンバーで、マニュアル・ステップ1のアイスブレイクを毎回行うことで、仲良しグループが出来上がってきますから、そのグループが核になって、参加するスタッフが増えてくると私は思います。

 

友松:そのお店に20代のカップルの子たちがいるんですよ。

私、その子たちと仲良しなんです。この2人が核になってくれたらとは考えています。

その子たちがリーダーになって引っ張っていってくれるといいなと思っています。

 

清水:まぁ、自然な感じで「リーダーやります」と言ってくれたらいいですね。最初からリーダーをお願いしちゃうと、拒絶反応が出てきますからね。

 

友松:気をつけます。(汗)難しいな。注意しないと。(汗)

あと心配なのは、スタッフの方の年齢が高いことです。50代以上の人が多いです。

 

清水:それは心配ないんじゃないでしょうか。今話たことを実施していっても問題ないと思いますよ。

 

友松:読書会の実施は、拒絶反応を起こさせないように最新の注意を払うことですね。

 

清水:読書会が面倒くさい存在にならないように注意ですね。

継続して参加していけば、参加者にメリットのある勉強会なのですからね。

 

友松:でも、この読書会も長期戦だとは思うんです。だからあまり急ぎすぎて形にしようとしないことですね。

 

 

《つづく》

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。

本日のコラムはいかがでしたか?

 

私も、実際の相談なので突っ込んだ話や質問も先生にぶつけています。

読書会形式の社内勉強会は実際にやっていくと、効果がある勉強会です。

 

マニュアル・ステップ1のアイスブレイクも併用するので学習効果も上がると確信しているのですが、いい商品を作れば売れるというわけではないというのと同じで、特典のことを気にしておかないと、社内に勉強会が定着しないことになります。

 

慎重に進めていかないとですね。

 

次号につづく

 

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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