著者:友松はじめ
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たった1回でもガラッと変わるコミュニケーションを円滑にする方法

 

今回のインタビューでは、クレド6ステップ導入マニュアルのステップ1の活用方法について清水先生にインタビューをしています。

友松:ステップ1の中心となるメソッド、アイスブレイクのグ○○の話ですが、清水先生は、グ○○をどんな場面で使っていたのですか?

リッツ・カールトンではアイスブレイクの導入はなかったわけで、リッツ・カールトンやジョンソン・エンド・ジョンソンのようなクレドを活用している企業のような環境にしていくための最適な方法としてグ○○があるというのも理解しています。

 

清水:クレドマニュアルのステップ1に書いてあるとおりで、クレドをはじめ、経営者やリーダーが何か新しい試みをやろうとした時に必ずと現れるといっていいスタッフの抵抗を前向きに変えて、新しいものを受け入れる土台を作るときに使っています。

それ以外で使うというと、セミナーのときですね。

 

友松:なるほど! 私も先日お手伝いさせていただいた講演のときもすごかったですね。

私が言っていいものかはばかられますが、先生のグ○○すごく手慣れていたように感じました。

あの時、150人ほどいらっしゃったと思うのですが……

 

清水:違いをもたらす違いと言うのでしょうか。

私は剣道をやっていて、毎日素振りをするじゃないですか。毎日同じ行動をしますよね。

じゃあ、なぜ毎日同じ素振りをするのかというと、一回一回の動作を意識するじゃないですか。

今のはちょっとうまくできなかったから、今度はこのタイミングでこうしてみよう、と考えながら、一回の素振りを大切にしてきました。

 

こういう経験から、クレド導入やセミナーでの、一回一回のグ○○でいろんな改善点が見つかって、そのままにせずに改善してきているから友松さんが見て手慣れているように感じたのかもしれませんね。

リッツ・カールトンのMR.BIV(ミスタービブ)のように改善することが習慣になっているのだと思います。

そして、結果としてグ○○に慣れていったのだと思います。

 

友松:実は今度、ある会社から、読書会形式のクレドの勉強会をやりたいという依頼を頂いていまして、そこでグ○○を取り入れたいと考えています。

 

清水:はい。

 

友松:概要をカンタンにご説明すると……

私の地元の会社で、私が提案した方はその会社のご子息で現在は部長をされています。

いろいろと事情があり、表立ってクレドの導入ができないのですが、私に相談してくださった部長は、このような状況の中だけれども、会社を良くしたいという思いから、コンサルタントや主だった社員を研修に行かせたり等やったそうですがうまくいかなかったそうです。

 

それで、クレドの導入はまだできないけれど、自分自身もクレドについて勉強をしたいし、ついてきてくれる社員を一人でも多く育てていきたいという思いから、自分たちの社内で勉強会ができて、社員が成長できる仕組みを作りたいということで相談を受けました。

 

そこで、クレド6ステップ導入マニュアルにも入っている、読書会形式の社内勉強会とグ○○をひとまず導入していきたいと考えています。

そこで清水先生から実際のアドバイスをいただければと考えています。

ひとまず、新しいことを受け入れることができる土台作り、つまりステップ1の内容を進めていきたいと思っています。

 

清水:なるほど。分かりました。私の経験から言うと……

 

《つづく》

 

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。

本日のコラムはいかがでしたか?

 

今回、私が相談を受けている会社で実際にクレドマニュアルのステップ1を導入する場合のアドバイスをインタビューしています。

本当なら、マニュアルステップ1に書いている通りにやれば、新しいものを受け入れることができる土台は完成するのですが、いろいろと複雑な事情があり特殊なケースとして今回例として記事にしています。

 

グ○○は、私も研修や講座で使用しますが、グ○○をやる前と後では場の雰囲気がガラッと変わります。講座のような集まった人たちがみんな初対面という場所で、たった1回のグ○○であっても変わります。

 

やっている私本人が言うのもおかしいのですが、毎回グ○○の効果にびっくりしています。

初対面同士のたった1回のグ○○でも、目に見えて変化を実感できるのですから、社内でみんな顔見知りの状態で、毎日朝礼等で実施すればその効果は、私がやっている講演での効果の比ではないでしょう。

 

きっと、社内の毎日のコミュニケーションが円滑になって、前向きな組織に変化していきます。

 

次号につづく

 

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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