寿司はにぎるだけじゃない。かくれた行程を準備するのがクレド6ステップ導入マニュアルのステップ1/ クレドサクセス実践ブログ(インタビュー)
寿司はにぎるだけじゃない。かくれた行程を準備するのがクレド6ステップ導入マニュアルのステップ1
今回のインタビューでは、クレド6ステップ導入マニュアルのステップ1の活用方法について清水先生にインタビューをしています。
友松:なんだか古いですね。おれの背中をみて仕事を覚えろみたいな。
清水:小手先だけしか見られていないのが、クレドの導入をするときに本当に困るんです。
たとえば、お寿司屋さんにしても、にぎる行程だけですべての味が変わるわけじゃないじゃないですか。
買いつけでも、魚をえらぶ職人的な目利きが必要で、それをさばく技術があって……。これもさばく技術が必要ですからね。
職人の技術によって味って変わりますからね。
やっぱり、熟練の職人がさばく魚と、経験の浅い職人がさばく魚では、魚の味は変わるんです。
なぜ味が変わるかというと、ポイントを押さえているというか、さばくスピードが遅いと、魚に熱が入ってしまって鮮度が落ちてしまいますし。
それに、ほかにもいろいろな行程があって、最後ににぎってお客様に食べてもらうじゃないですか。
でもですね、みんな、職人がお寿司をにぎっているところだけが全てだと思い込んでしまうんですね。
ですから、話しを戻しますが、ワインを売っているのはおまえのセールストークだろ? と言われてしまうんですが、お寿司の行程といっしょで、セールストークの前に、やらなければならないことが山ほどあるということを理解して欲しいというのが私の考えなんです。
ワインを売るとき、実はセールストークなんて本当に最後の1割2割なんです。
ワインを売るために、残りの8割9割は、ワインを売る目に見える部分とは、全部ちがう事をしなければいけません。
ですから、ワインのセールス以外のところも準備させてくださいと言うのですが、いやいや、セールストークだけで結果がでるじゃないかと言われるわけですし、そう思われてしまうんです。
友松:それは、やりにくいですね……
清水:やりにくい。
ですから、私も引き受けるのであれば、指導するにしても、クレドの導入に関しても、今言ったことを分かっていただける経営者や管理者なのかということを確認することもあります。
そして、もし分かっておられなかったとしたら、実は目に見える部分だけでは無く、これだけのことを準備していく必要があるんですよ、だから環境も変えないといけないんですよ、それでもよければ私を使ってくださいね。と言っています。
友松:そうなると、最初に清水先生がおっしゃっていたステップ1から必ず実施してほしいということに通じるように思いました。
表には見えないところを見ない、そして社員の抵抗があるというのは、新しいものを受け入れるための土台ができていないのかなと感じました。
清水:まず経営者の方が、それを理解して、スタッフに伝えた上であっても、それでも抵抗する人はいます。
ですから、現場で必要なことは何かと言ったら、ステップ1で取り上げているアイスブレイクなんです。
【編集後記】
クレドを研究している友松です。
本日の清水先生とのインタビューはいかがでしたか?
次回から、ステップ1の中心のノウハウであるアイスブレイクの話しに入っていきます。
このアイスブレイクは清水先生の講演でも度々つかわれているもので、講演という1時間とか90分といった短い時間であっても、効果を発揮するすごい方法なんです。
私もお供させていただいた清水先生の講座では150人近い参加者が、このアイスブレイクをすることで緊張していた空気がなごやかになり、参加者みなさんが集中して講義を受講することができました。
私が経験した職場の状況で言えば、部署の朝礼に取り入れることで、スタッフの発言が活発になり、おもしろい提案が出てくるようになり、外部から見ても、九州の老舗の食品会社だったにもかかわらず、まるでベンチャー企業みたいと言われるようになりました。
それでは次回をお楽しみに!
次号につづく
出演/清水健一郎
清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。
リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。
2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。
インタビュアー/友松はじめ
クレド勉強会 友松はじめ
勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる
現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中