働きながらMR.BIVが身につく9つの魔法の質問/清水健一郎 クレドインタビュー 第15回
クレド、リッツ・カールトン関連のビジネス書で3万部突破のヒット
『社会人として大切なことはすべてリッツ・カールトンで学んだ(彩図社)』の作者、
清水健一郎氏に、クレドの作成、導入、また実際の運用や、会社、従業員、取引先、
そしてお客様や自分自身のプラスの変化など、クレドについて様々な視点からインタビューを行いました。
本からは得られない貴重なお話しをどうぞお楽しみください。
働きながらMR.BIVが身につく9つの魔法の質問
清水:ブッフェを任されるようになったときに、
その当時、リッツ・カールトンで学んだ中で何が一番役に立ったかと言えば、MR.BIVでした。
ブッフェでは、ひとりで300人の朝食ブッフェを担当するんです。
もう本当に、ありえないくらい大変なんです。
仕事が終わって初めて、手にやけどをしていたのに気がつくなんてことも日常茶飯事でした。
友松:それくらい集中していたんですね。
清水:ワッと忙しくなるので、破損が多いし、ひとつのミスや、ひとつのやり直しが業務に大きく影響してきます。
ですからMR.BIVで効率を上げていかなければなりません。
MR.BIVを使うときの質問例をお話ししますと・・・、
質問例
1.「皆さんの職場でMrBIVはいませんか?発表してください。」
2.「〇〇さん、いつも皆さんが犯しがちなM( mistake )ミスは、ありませんか?」
3.「では、その改善策は考えていますか?考え途中でも発表してください。皆さんでディスカッションしましょう。」
4.「改善する際、上司に報告した方が良いと思いますか?報告するとしたら誰に報告、相談すればよいですか?」
5.「仕事中、皆さんの動作にやり直し、非効率、ばらつきはありませんか?一度、思い起こして発表してください。」
6.「もし、今3人で行っている作業を2人で行わなければならなくなったら、職場の道具、物の配置はどうしますか?」
7.「移動距離を縮めるために道具、材料までの距離を考え直しましょう。」
8.「頻繁に使う道具、材料は手の届く範囲に用意していますか?」
9.「目的を考えてスペースを使いこなしていますか?」
MR.BIVに、もし興味を持たれたら、この9つの質問を
日々の業務にぜひ取り入れてみてください。
友松:MR.BIVを本を読んで知るよりも、実際に使っていた方から直接聞く方がよく分かりますし、
MR.BIVがこんなに簡単で、そして導入効果が高いなんて思いもしませんでした。
清水先生、本当にありがとうございます。
次号につづく
出演/清水健一郎
清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。
リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。
2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。
インタビュアー/友松はじめ
クレド勉強会 友松はじめ
勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる
現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中