著者:清水健一郎
Pocket
LINEで送る

はじめに
今回からクレド6ステップ導入マニュアルのステップ4のインタビューです。
ステップ3を導入することで、どんなメリットがあるのか。
そのあたりのことについて開発者の清水先生にインタビューしていきます。
クレド6ステップ導入マニュアルを購入後のクレド導入特に、組織の意識改革の参考にしてみてください。

 

【清水】:私たちも何かが起きた時にどうするかをディスカッションしていましたね。
お客様のことはもちろんですが、お年寄りから子供、そして女性までどうやって避難してもらうとか、どこの避難口が近いとか、お客様をパニックにさせないためには何をしますか? とか。

 

【友松】:あ~、そうか! そうか!
実際に非常時を体験していなくても、ラインナップでケーススタディーをやっていたってことですね。

 

【清水】:もちろんやってましたり、リッツ・カールトンらしい対応とはどういうものなのかというのもディスカッションしていましたね。

 

【友松】:では、ベーシック19番をラインナップのディスカッションや訓練を通して、実際に役に立ったというエピソードってあるんですか?

 

【清水】:そうですね。
過去に地震等の災害に出くわしたことはありましたが、そこまで大きな対応をしたという経験はないような気がします。

 

【友松】:突然の急病患者の方の対応等はいかがだったのでしょうか?

 

【清水】:そういう場合は、誰に相談して、誰に救急車を呼んでもらったらいいかとか、病院の所在地はどこかなど、おさえておかなければならないことは確認できているか、理解できているか、というのは、すごく確認させられていましたね。

 

【友松】:では、リッツ・カールトンで病気やケガで等で倒れたとしても、安心という…

 

【清水】:まぁ、そうですね。

 

【友松】:福岡も来年だったかな、リッツ・カールトンがオープンしますが、福岡のスタッフも訓練されているんでしょうね。
個人的に福岡のリッツ・カールトンのオープンは楽しみにしています。

 

【清水】:1年に一回の訓練や、代表者だけの研修、そして説明だけではいざというときには役にたちませんからね。

 

【友松】:そうでしょうね。

 

【清水】:訓練するとか、ベーシックに入れてラインナップでディスカッションするなど繰り返しが必要だと思います。

 

【友松】:だからベーシックに19番が入っていたんでしょうね。
当たり前のことが大切ですね。

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。
今回のステップ4のインタビューはいかがでしたか?

今回でベーシック19番は終了です。
読んだだけでは当たり前で、なんの面白みも無い、特別なことは書いていないベーシック19番ですが、私たちには見えない部分をしっかりと訓練等でつくりあげているんですね。

このときに役立っているのが、もう何度もインタビューに登場しているラインナップです。
ラインナップがあるからこそ、クレドやベーシックが絵に描いた餅にならないんだと改めて思いました。

人間は忘れる動物だと思うので、何度も繰り返し見たり聞いたりやってみたりすることで、それぞれのスタップの中に落とし込まれていくんだなと今回のインタビューでも感じました。
本当に勉強になりますね。

次回はいよいよベーシック20番のお話です。
楽しみにお待ち下さい。

 

《つづく》

 

出演/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

 

インタビュアー/友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。

本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

  • このエントリーをはてなブックマークに追加