著者:清水健一郎
Pocket
LINEで送る

今回も、

から、学びをお届致します。

「はじめに」で著者の高野氏は、

この本では、様々な仕事の場面で、ちょっとした心遣いが血の通ったあたたかい人間関係を築くということ、そのために「ひと手間かけたひと言」をどのように紡ぎだすかということのヒントを提案してみました。
人は誰だって、社会の役に立ちたい、人のためになることをしたいと思っているものです。「人の気持ちを考えて行動する」という感性、そのためにアンテナとレーダーの感度が、少し弱くなったかなと感じれたら、一度立ち止まって磨きなおしてみてはいかがでしょうか?
そのためのヒントが仕事の中にたくさんあります。おおよそプロと呼ばれるような方は、アンテナとレーダーを磨き続けている方が多い様に思います。日々習慣づけて磨くことで、あなたも大きな飛躍を遂げることでしょう。

と、言い。

周囲の人達にたいしての立ち位置や、その立ち位置での「言葉がけ」のヒントが著書の中で提案されていました。

その中でもリッツ・カールトン、私が最も大切にしている言葉、そして、多くの人が大切にしている言葉に高野氏は触れています。

それは「ありがとうございます。」です。

心からの「ありがとうございます。」は、自分に返ってくると高野氏は言います。

確かに、あまり意識せずに無意識で使うこの言葉、無意識に使う言葉だからこそ、その使う範囲いを広める時は少しためらいや、照れくささも出てくると思います。

例えば、長年連れ添った妻に「いつもありがとう。」なんて、言い難い旦那さんは多い様に思います。
でも、「いつもありがとう。」の一言が習慣づけできたら、奥様も変わってくるのではないでしょうか?

そんな例を高野氏は、ファーストフードなどで食事を終えた際に「ごちそうさま」「ありがとう」と最初はぎこちなくても、少し恥ずかしくても意識的に口に出してみましょう。
とあり、そこを読んで私はつくづく、関西人を誇りに思いました。

関東の方には、関西だけの習慣のように聞こえ気を悪くされたらごめんなさい。
もちろん、関西人だから、関東人だから、というような区別はなく、同じような習慣をお持ちの方は日本中にたくさんいらっしゃいますので、あくまでも例ということで。

思い出深い私の経験は、
私が沖縄に妻と子供と旅行に行った時、美ら海水族館の屋外でココナッツジュースを露店販売されていました。

一つ子供に買ってあげた際に、
妻と私から店員さんに「ありがとうございます。」

そして、2歳の長男に私が「おにいさんに『ありがとう』は?」
長男も「ああとう」

店員さんは、満面の笑顔で、「関西の方ですか?」

私「そうです。なんでわかったんですか?」

店員さん「関西の方は、皆さんが商品を買っていただいているにもかかわらず『ありがとう。』と言っていただけます。本来、売り手の言葉だと思っていましたが、買い手も関西では『ありがとう。』と言うのですね。」

私「関西はみんな普通に使いますよ。」

この時、私は自然に気持ち悪いくらいにドヤ!顔になっていました。

高野氏は言います。

「ありがとう」は言われたほうも、言ったほうも嬉しい気持ちになる言葉です。
誰もが幸せに仕事をするための「ありがとう」をもっと積極的に使ってみませんか?

著書で紹介されている様々なヒントもこの「ありがとうございます。」と言う感謝の仕方も最初はトレーニングかもしれませんが、しかし時間と共に習慣になります。

私はこの質の高い習慣を多く持つことが、プロの感性を育てるのもだと考えています。

私なら、TVの何気ないワンシーンや、雑誌に載っている写真の片隅にワインやお酒が出てくれば、必ずそのボトルに目が行きます。

実際、プロの方は24時間、夢の中ですらそんなアンテナを張ってらっしゃるのではないでしょうか?

著書の中で高野氏は言います。

仕事のプロの道に目覚めたならば、「考えること」を意識しましょう。
これは筋力トレーニングと一緒です。毎日コツコツと「考える」繰り返しが自分の感性を磨き、心の筋肉の成長をうながしてくれるのだと思います。

プロとして必要な本書の「一瞬で心が通う『言葉がけ』の習慣」も、上記の感性のアンテナも、意識し考える事を始めた時から育つと思います。

そして、その習慣、アンテナが人を一人のプロに育てるのだと私はおもうのです。

このコンテンツはビジネス勉強会会員限定コンテンツです。会員様はログインしてください。まだ会員に参加されていない方は、以下の「ビジスタ会員登録はこちら」というリンクよりお申し込みをご検討ください。

ビジスタ会員ログイン
 ログイン状態を保持する  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加