ラインナップの本格導入/クレド6ステップ導入マニュアルステップ5
はじめに
今回からクレド6ステップ導入マニュアルのステップ5のインタビューです。
ステップ5を導入することで、どんなメリットがあるのか。
そのあたりのことについて開発者の清水先生にインタビューしていきます。
クレド6ステップ導入マニュアルを購入後のクレド導入特に、組織の意識改革の参考にしてみてください。
【友松】:今回からクレドマニュアルのステップ5について、クレドマニュアル開発者の清水先生にお話を伺っていきたいと思います。
【清水】:はい。よろしくお願いいたします。
【友松】:早速ですが、今までのインタビューの中でも頻繁に登場していた『ラインナップ』についていよいよ本格的にクレドマニュアルステップ5、ラインナップの本格導入についてお話を伺っていきたいと思います。
ではまず、クレドを導入するにあたって、ラインナップにはどのような役割があるんでしょうか?
【清水】:一言で言うなら、クレドの導入にあたって、ラインナップを導入しないのであればクレドの導入とは言えないといことです。
【友松】:ラインナップはクレドと同じくらい大切だと思ってもいいですか?
【清水】:そうですね、むしろ個人的にはクレドより大切だと思います。
以前話したことがありますが、クレドを作らなくてもラインナップがあればいいんじゃないかって行ったことがありますよね。
【友松】:ありましたね。
【清水】:友松さんとクレド作りをしたときも、友松さんは『クレドを先に作らないと!』と言っておられましたが、私はとりあえずラインナップをやっていけばいいじゃないですかって感じでしたよね。
私にとってのマニュアルって、必要なものだけど、大切なものじゃないんですね。
だから、クレドとラインナップで言えば、必要なモノではあるけれど大切なモノではない…というと言い過ぎなんですけど、、、
友松さんとクレドを作っていた時はまさにそんな感じじゃなかったですか?
【友松】:はい、あの時を思い出すと…。
クレドは大事なんですよ。大事なんですけど、ラインナップをすることで、ぐるぐると頭が回ったんですよ。
ラインナップをやっているときは、他人事だったことが自分のことになるような感覚を味わいました。
定着するというか、いい意味で追い詰められるような。
【清水】:自分の事になるんですよね。
【友松】:そうそう、そうです!
あのとき清水先生がおっしゃってましたが、とりあえずクレドがなくても社是や社訓を使ってラインナップをすれば、クレドを導入する前にクレドを導入するための土台作りをスタートできると。
【清水】:立派な社訓があるのに、それを覚えていない、実践できていないということが問題なので、その状態でクレドを導入しても同じ結果になってしまうから、今ある社訓を根付かせることを目的に、ラインナップを導入するというのもいいですよ。
【友松】:私は清水先生にラインナップをしてもらって、はじめてそうだよねって納得しました。
それでいうと、クレドマニュアルでラインナップの部分導入をするというのはいいことかもしれないですね。
【清水】:そう思います。
だからある意味、私はラインナップはクレドよりも大切なんじゃないかなと思います。
【編集後記】
クレドを研究している友松です。
今回のステップ4のインタビューはいかがでしたか?
クレドばかりが注目されます。
クレドに関する書籍を20冊以上読みましたが、ラインナップについて書かれている本は少なかったと思います。
そしてそのラインナップの効果については具体的に書かれてはいなかったように思います。
ラインナップを重視する清水先生の話は、現場でクレドを体現してきた人だからこそ言える内容だと思います。
ラインナップは毎日仕事を始める前に、クレドカードに書かれている内容をテーマにして行うディスカッションです。
これを毎日行っているんですから体に染み付いていますし効果も実感している。
しかもお最前線で実践してきたのですから、ラインナップが重要という発言にも重みがあります。
私も清水先生からラインナップのデモンストレーションをしていただいたとき、たった数回ですがこれ(ラインナップ)を、クレドをテーマにして毎日実施したら、誰でもクレドが身につくし、仕事にも活かせるだろうなと感じましたから。
クレド導入というとクレドを作ることだけにフォーカスされてしまいがちですが、ラインナップはクレドを導入して浸透させていくには欠かせないパーツなんですね。
これからクレドマニュアルステップ5、ラインナップの本格導入について、清水先生に詳しくインタビューをしていきますので、楽しみにしていてください。
《つづく》
出演/清水健一郎
清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。
リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。
2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。
インタビュアー/友松はじめ
勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる
現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中