クレドを守り貫くために会社のミッションを明確にして文章化するけれど / クレド6ステップ導入マニュアルステップ4 / クレドサクセス実践ブログ(インタビュー)
はじめに
今回からクレド6ステップ導入マニュアルのステップ4のインタビューです。
ステップ3を導入することで、どんなメリットがあるのか。
そのあたりのことについて開発者の清水先生にインタビューしていきます。
クレド6ステップ導入マニュアルを購入後のクレド導入特に、組織の意識改革の参考にしてみてください。
【友松】:では次の質問にいきます。
クレドマニュアルのステップ4の中に、
「クレドを守り貫くために会社のミッションを明確にして文章化する」
と書かれています。
先生はどのような考えから会社のミッションを明確にすることと文章化することをすすめているのでしょうか。そのあたりのお考えをお聞かせ願えますか?
【清水】:やっぱり使命感をもって仕事をしてほしいですよね、従業員には。
自分も使命感をもって仕事をしたいですしね。
だから会社の使命感を明確にして文章化するんです。
【友松】:使命=ミッションですもんね。
【清水】:そんな使命をもった会社、経営者はどこかといわれれば、たとえばその使命をもった経営者はやっぱり私は松下幸之助かなと思うんです。
「水道哲学」ってご存知ですか?
【友松】:「水道哲学」ですか? すみません、わかりません。
【清水】:各家庭に水道が通っているように、各家庭に家電をもってもらえるように、そしてよろこんでもらえる価格で作っていこうということで、国民の生活水準を上げていこうという哲学です。
【友松】:その「水道哲学」は松下幸之助が従業員に言っていたことなんですか?
【清水】:そうです。言っていたことです。
「水道哲学」は完全に使命ですよね。
ただし、使命、使命ってあんまり難しく考えないでくださいとよく言っているんです。
【友松】:「水道哲学」が使命と思ってしまうと、どうしても使命は壮大で難しいものにしなくてはいけないのでは? と思ってしまいそうになります。
【清水】:たとえば…
- あなたが会社をはじめた理由は何ですか?
- 会社の誕生理由は何ですか?
使命はそんなことからでもいいと思うんですね。
【友松】:会社をはじめた理由なんですが、昔仕事で飲食店オーナーが集まるサークルに参加させてもらったことがありまして、そのなかで何人かのオーナーに創業の理由を聞いたんですね。
そのなかで
- 女性にモテたいから
- お金持ちになりたいから
という理由の人もいたんです。
私は人間臭くていいなとおもったんですが、ミッションとなると明確化・文章化をしますから、対外的にはちょっと出せないかなと思うんです。
でも、この創業理由だって経営の原動力だしミッションだと思うんですね。
このように外にむけてかかげにくい場合はどうしたらいいんでしょうか?
【清水】:それでいうなら、私だってかかげにくいミッションをかかでていた男ですから。(笑)
ミッションですが、だれに1番かかげないといけないかというと、これは自分自身なんですね。
【友松】:そうですね。人に堂々と言えないこともあるかもしれないけれども、自分を鼓舞するような内容であるならそれはミッションだということですね。
【清水】:でも、人に言えないミッションでも注意したいポイントがあるんです。
それは「ゴールが見えること」です。
- 女性にモテたいから
- お金持ちになりたいから
というミッションがあって、もし女性にモテるようになった、お店が成功してお金持ちになったとしたら、そこでミッション達成なんです。
私も人に言えないミッションをかかげていたとき、ミッションを達成したと思った瞬間に気持ちが萎えてしまったことがありました。
だから、決してこのようなミッションが悪いわけではないのですが、ミッションというのは半永久的に続いていくようなものであるほうが、ミッションとして作るときはいいんじゃないかと思うんです。
【編集後記】
クレドを研究している友松です。
今回のステップ4のインタビューはいかがでしたか?
昔読んだ成功法則の本に、創業して軌道に乗せることは難しい。
でも、それは滑走路からジェット機がゆっくりと離陸していくときのようなものであり、また飛行機は離陸するときに1番燃料を使うと書かれていました。
1番エネルギーをつかう離陸時と創業時は同じようなもので、そのエネルギーとして人には言えない使命があるほうが成功しやすいと書かれていました。
それを今回の清水先生とのインタビューで思い出しました。
そういうミッションは、ゴールが見えている場合が多いため、半永久的に続けられる内容も考えるといいという清水先生の今回のお話はクレドでミッションを考えている人に参考になる内容だったのではないかと思います。
次回も引き続き、ステップ4・クレド作成のインタビューです。
《つづく》
出演/清水健一郎
清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。
リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。
2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。
インタビュアー/友松はじめ
勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる
現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中