著者:清水健一郎
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林田さんは生前、口癖の様に「クレドはつくるより根づかせるほうが難しい。」と仰っておられました。

もちろん、「リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと」でも触れておられるのですが、実際には、本に書かれた内容以上のものが存在するわけです。

そして、この本に書くことができなかったような様々なご苦労を、林田さんご本人の口から、直接、聞かせていただけました。
それは、私にとって最高の学びになりました。

この時、私はクレドコンサルタントとしてのクレド作成、クレド浸透についての基本を直接、林田さんに教えていただいたと感謝しています。

では、いったいどうすればクレドをうまく根付かせることができるのか。
林田さんのご説明から書くと、このような感じになります。

1.クレド作成を一年以上の時間をかけて作成2.作成メンバーには、必ず女性に参加してもらう。3.作成メンバーは試行錯誤、議論を繰り返し、言葉を選ぶ。このプロセスが後にクレド浸透トレーナー、推進者を育て、クレド浸透の中心になっていく。

4.クレドができたら、組織のトップが「キックオフ」という作業を行います。「これからクレドに基づいた経営マネジメントをやります。」と宣言。

5.このあと、第三者(この場合林田氏)にある人から、このクレドの重要性について話をしてもらうと効果的。

6.クレド作成メンバーから従業員1人ひとりにクレドカードを渡し、クレドの必要性を改めて説いていきます。

この6つのポイントが大切だと。

すでに私がプレゼントしているマニュアルをご覧いただいた方はご存知かと思いますが、似ている箇所がいくつかありますね。

もちろん、私の場合は10人以下の小規模店まで想定していますので、違いが存在しますが、特に作成メンバーについて、非常に大切なことをおっしゃっているのがわかります。

ここをクリアできれば、あとは、日々のラインナップにより、浸透、クレドの改善点などを見つけ、さらにクレドを進化させていけばいいのです。

もちろん、私も林田さんも、いつもスムーズにこなせたわけではありません。
思いもよらないハプニングや苦難がありました。

そんな、経験を少しでも共感しあえた事が私の宝の経験でもあり、私のクレド導入プログラム制作に大きな意味を与えていただけたのだと実感しています。

もしよければ、そんな背景のある私のクレドマニュアルも、無料でプレゼント中ですので、受け取っていただければと思います。

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