著者:友松はじめ
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クレドを研究している友松です。

リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと/林田正光(著)

第3章 なぜリッツ・マンはお客様の心をつかめるのか を読んでいます。

 

ブランドになるのに時間は必要無い

この章では、著者の林田さんがリッツ・カールトン在籍7年間で学んだ、組織作りについて学ぶことができます。

 

ブランドのある企業は、どこも長い年月をかけて作られたもので、

新しい企業がブランド化するのは難しいのではないか?と思う方が大半だと思います。

しかし、著者の林田さんは、歳月がブランドを作るわけではないとおっしゃっています。

 

大阪にリッツ・カールトンがオープンした頃は、だれもリッツ・カールトンの事を知りませんでした。

ホテル業界では、アメリカのリッツ・カールトンが日本に進出してくるということで、業界では有名だったそうですが・・・。

 

海外で有名なホテルでも、日本では無名。

そんなホテルが成功するはずがないと思われていましたが、オープンからたった2年で、大阪一のホテルになりました。

そのころには、リッツ・カールトンは、サービスがいい、ちょっと高いけど泊まってみたいなど、言われるようになったとか。

 

リッツ・カールトン大阪がここまで成功したのには「最高のサービス」というブランドが浸透していったからにほかなりません。

「大阪一位」ということは、リッツ・カールトン大阪よりも客室や宴会場が多い他のホテルを抜いたことを意味します。

これは、心くばりによっていかに付加価値の高いビジネスができるかということ物語っています。

 

ホテルの設備ではなく、リッツ・カールトンホテルで働くスタッフの心くばりが付加価値となって大阪一位を獲得したと書かれています。

この偉業が達成できたのは、クレドがあったからで、クレドを信じて働いたスタッフの力の結果といえるかもしれません。

 

著者の林田さんは、リッツ・カールトン大阪の立ち上げから、

関西ナンバーワンになるまでの道を経験できたことは大きな自信になったと書いています。

 

同じく、リッツ・カールトン大阪オープニングスタッフで、林田さんと同時期にリッツの急成長を

経験した清水先生も、この頃がとても勉強になったと言っていました。

そして、クレドの力を肌で感じた、最も貴重な時期だったようです。

 

スタッフの心を一つにする、そしてクオリティの高いサービスを提供するには、

クレドが必要不可欠だということを改めて実感しますね。

 

つづく

 

 

記事/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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