著者:友松はじめ
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人脈作りは自分を磨くトレーニングだった

クレドを研究している友松です。

リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと/林田正光(著)を

読んで学んだことをみなさんにもお伝えしたくレポートしています。

 

今回も、ホテルマン流の人脈作りなのですが、

著者の林田さんはリッツ・カールトン入社前、

49歳の時にはすでに3,000人の人脈を作っておられました。

 

そして7年後のリッツ・カールトン退社時には、

5,000人の人脈を持つにいたったそうです。

 

 

「人脈5,000人?ふぅ~ん」

 

 

と、思うなかれです!

林田さんが『人脈』と言っている方々は、

名刺交換をしただけの人ではありません。

 

気軽に電話ができる

何かを頼める

 

この2つができること。

これが、林田さんの言う『人脈』です。

これを、すごいと思うのは私だけではないでしょう。

 

このレベルをたとえるなら、

会社の上司、部下、同僚、先輩、後輩くらいのレベルです。

このレベルを林田さんは5,000人作っていらっしゃる。

 

今までのコラムの中でも林田さんの

人脈作りについてレポートしてきていますが、

今回は自分から人脈を作りに行くことと、

これが一番大事なポイントだと思うのですが、

 

名刺交換をした後、人脈にするために

何を林田さんはやっていたのか、何をやれば、

名刺交換をした人が

 

『気軽に電話ができる』や

『何かを頼める』ようになるのか、

そこのあたりをレポートしていきたいと思うのです。

 

今回、林田さんの人脈作りを読んで思ったことは、

人脈作りは自分をみがくトレーニングだということでした。

 

もしかしたら、この本に書いてある方法は、

人付き合いが苦手だけど人脈を作りたいと

思っている人にとっては、

 

大リーグ養成ギブス(分からない人もいるかな。汗)に

なるかもしれません。

かく言う私も、大リーグ養成ギブスになりそうです。

 

前回までは異業種交流会に参加して、

いろんな人と名刺交換をしましょう。と

いうお話しだったと思います。

 

今回は、交流会に参加するだけでなく、

自分で異業種交流会を主催してみませんか? というお話しです。

 

林田さんは、会社員時代にも

積極的に交流会を自主開催していたそうです。

 

では、その自主開催の交流会の開催方法ですが、

まず交流会で儲かろうとしないこと。

基本はボランティア精神です。

 

会場費等の諸経費として、

会費はひとり3,000円くらいが基準だそう。

 

もちろん、自分が代表世話人になるんですが、

世話人を6人くらい集めて、ひとりあたり5人を集めれば、

あっという間に30人集まります。

 

ひとりでやる場合も、手持ちの名刺に案内状を作って郵送します。

戻りが10%もあれば上出来だそうです。

 

そして、いよいよ交流会の開催となるのですが、

人脈作りのために交流会を自分で主催すると、

実は自分磨きになるのです。

 

それはなぜか?

 

案内状を出すと……

出席の可否関係無く、お礼や応援のお手紙やメールをくれる人がいる

『御』を二重線でけさずに案内状を返信してくる人がいる

当日連絡もなく欠席する人がいる

 

などの出来事が発生するため、

こういうことをされるとこんな気持ちになるのだなと、

主催したからこそ分かる貴重な体験ができるのです。

 

そしてされてイヤなことは、しなくなりますし、

されて嬉しかったことは、

すすんで自分も人にやるようになる。

 

つまり、自分が磨かれるわけです。

人脈ができるし、ホスピタリティ力もついてしまいますね。

 

もし、自分で主催するのに自信が無い場合は、

よその異業種交流会で、

世話人をかってでるのをオススメしていました。

 

そうすると主催者や他の世話人の方との人脈が作れますし、

当然手伝っている交流会の参加社と名刺交換をすることができて、

その後、ビジネスのための人脈にしていくことができます。

 

自分で異業種交流会を主催する

他の異業種交流会で世話人をかってでる

 

この2つを行うことで、名刺交換の回数も一気に増えるでしょう。

しかし、名刺交換は誰にでもできますよね。

 

私ももちろん名刺交換くらいはできますが、

名刺の数は人脈の数とは比例しないのです!

 

林田さんは、名刺交換の後、

これをやったことで、名刺交換した人たちを

 

気軽に電話ができる

何かを頼める

 

人脈に育てたのだそうです。

名刺交換をしただけなのに、

スグにセールスをしたがる人は嫌われます。

 

名刺交換中も自分のビジネスの

アピールをしすぎると嫌われますよね。

 

ですから、

まずは名刺交換からしばらくの間は

プライベートな人脈作りを行い、徐々に関係を作ります。

 

名刺交換後、名刺交換のお礼ハガキを相手に送ります。

最近はメールで済ます人もいますが、

それでもご挨拶をくれる人は少ないです。

 

何も送らないのが普通なのかもしれません。

送ったとしてもメールなので、

ここはあえてハガキにしておくことで相手に

自分のことを覚えておいてくれる確立が上がります。

 

そして、これもすごいのですが、

再会のお礼状ハガキも用意していて、

久しぶりにお会いした人にもお礼ハガキを出すそうです。

(ハガキの文章例は本書に書いていますので安心してください。)

 

さらに、すごいと思ったのが、

名刺交換や再会のお礼ハガキだけでなく、

春夏秋冬、季節の変わり目にもハガキを送るのです。

 

ここまでやっても反応は1割程度だそうですが、

反応の無い人でも覚えてくれているようです。

 

それはそうですよね。

普通だれもやってないんだから。

 

そして、総じて感じたのは、

林田さんはマメだということ。気配り、

心くばりの達人と言ってしまえばそこまでですが、

こんなことをマメに続けることはとても難しいことです。

 

じつはマメになる、続けるというのは、簡単そうに聞こえますが、むずかしいことなのです。

しかし、むずかしいからこそやる意味があるのです。人は自分のできないことのできる人を尊敬するものです。(174ページより引用)

 

林田さんは49歳でリッツ・カールトンに入社して、

3,000人の人脈を(←これもすごいけど)、

そこからさらに2,000人も増やしたのです。

 

ビジネスの人脈ができないんですよねーなんていうのは、

これらのことをやっていないからなんですね。

 

このレポートの内容はかなりザックリですから、

クレドのことも含めてぜひ本書を読んでいただきたいです。

私ももう一度、読み返して勉強したいと思います。

 

また新たな発見があることを期待して。

 

 

記事/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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