著者:清水健一郎
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今回は、

書籍「リッツ・カールトンと日本人の流儀」
人を動かす「洋の言葉」と「和の心」


を元に、私清水の目線でそのエッセンスを抽出してお伝えしたいと思います。

本日は総括会。

著書の題名にあるように「人を動かす」と言うところを私が意識していたせいか、読み進めながらコラムを書いていると、リーダーと言う言葉、人を引き付ける素晴らしい人物とは、と言うところに自然と焦点が当たっていた様に思います。

エピローグでも私が惹かれたのは、

アメリカで出会ったメンターがよく、「毎日の生活を支えるものは、自らが得たものである。長い人生を支えるものは、人に対して与えたものである」と言っていました。
これは、毎日の生活は自らがはたらいて得たお金や物で支えていますが、長い人生は自分が周りの人に与えてきたもの、すなわちその人の価値はどれだけほかの人に貢献できたかで決まるということです。

とう部分。

以前、クリスマスの日に子供たちに向かって、「クリスマスで一番幸せになる人は誰かな?」と、質問した人がいました。

子供たちの答えは、「プレゼントをもらった人」
しかし、質問者が言った答えは「サンタクロース。」でした。

世界中の子供たちにプレゼントを配り、世界中の子供たちを幸せにし、世界中の子供たちから愛されるんだよ。世界中の子供を幸せにできて、世界中の子供たちから愛される人生なんて、最高の人生だよね。だから、みんなも先ずは、自分じゃなくて相手をしあわせにする事を考えようね。相手に与える事を考えようね。

私は大人になってこの話を聞き、初めてサンタクロースのファンになりました。
実家が田舎の仏教徒ということもあり、清水家ではクリスマスの行事がなかったためです。

著書の中で高野氏はいいます。

心のおもてなしは、人の心を豊かにし、潤してくれます。日本で出会ったお師匠さんたちは、それを毎日実践されています。
洋の東西と問わず、人間は人の役に立ち、人のために何をし、どれだけのことができるかという価値観の下で生きています。こうしたプロセスを経て、人は本物の人間になっていくのだと思います。

そして、日々是修業でそんな大人になると、私は気が引き締まった思いがしました。

サンタクロースのように、相手に与え、喜ばれることが仕事になる。
高野氏のおっしゃるお師匠さんたちのように、本物の人間になる。

こういったことを目指していきたいですね。

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