著者:友松はじめ
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クレドはNLPのチャンクに似ていると思う理由

こんにちは。友松です。
クレドはNLPのチャンクに似ていると思う理由

クレドをNLPの観点から見た時に思うのですが、クレドをつくる時やクレドを導入するときに考えたり行動したりすることが NLP のテクノロジーと共通する部分があることに気がつきます。

いろいろ気づくところはあるのですが一つはチャンクという考え方です。
チャンクとは物事をそのまま見るのではなく、もっと高い視点や低い視点で見ることによって考え方とかアイデアとか新しいものを生み出すことができるNLPのテクノロジーです。

チャンクは、
より高い視点で物事を考えるのをチャンクアップ
もっと細かい部分で考えるのをチャンクダウン
並列で考えるのがチャンクラテラル
と言います。

チャンクの身近な使い方として仕事で行うコミュニケーションがあります。
例えば、仕事の仲間と話をしていてどうも話が噛み合わないと思った時、その人の話が全体を捉えているのか、それとも詳細を捉えているのか、それとも似たようなものをイメージしながら喋っているのかというのをチャンクで観察してみると分かります。

例えば話が噛み合わないと思った時に自分は詳細で話していて、相手はもっと大きな視点で話している場合…。

何でこの人は詳細を詰めずに大きなことばかり言うんだろう?
と感じます。

でも、自分と話してる相手はどう思うかと言うと…。
何でそんな細かいことばっかり気にするんだろう。
そんなことしてたら仕事が先に進まないじゃないか。
なんて思うわけです。

これだとお互いに見てる視点が違うので、話が一向に噛み合いません。

じゃあどうするか。
この場合、チャンクアップとチャンクダウンを知っている自分の方が、相手に合わせて全体を捉えるような視点で話を合わせてあげると話はどんどん進んでいきます。

話が噛み合わないなと思ってしばらく話をしていると、なぜか話がどんどん噛み合い始めて、いつのまにか話がまとまった。
なんて経験がある場合は、もしかしたら相手が NLP のチャンクのことを知っている人だったかもしれないです。

ちょっと話が横にそれました。
クレドをNLPの視点で見た時にチャンクの話をした理由は、クレドは会社にとってチャンクアップした位置にあるものだと思うからです。

会社には細かなルールがあるじゃないですか。
細かなルールはチャンクダウンしたものだと思うんですね。

チャンクアップした視点から見ていくとやらなければならないことがたくさん見つかります。
そしてチャンクダウンした視点から見ていくと見ている視点が低いのでアイデアが広がりません。
新しいアイデアも生まれにくいです。

何か会社でトラブルがあった時、新しいアイデアを考えないといけない時にチャンクアップして考える。
つまりクレドに書いてあることを思い出して、それを基準にして物事を考えていくとアイデアが浮かびやすかったり解決策が発想しやすかったりするはずです。

実際クレドが導入されているリッツカールトンでは、何かアイデアを出さないといけない時やトラブルがあった時は、一旦クレドを読み返して自分だったらどうするかを考えて解決策を出しているといいます。

クレドというのは会社のルールとしてチャンクアップされたものであり、会社のルールはチャンクダウンされたものだといえます。

その考え方であれば、今会社で使っているルールを基準にして新しいことを考えるのはあまり向かないということがわかりますよね。

NLPを使ってクレドを作成するという話ではありませんが、クレドがチャンクアップされた存在であると考えるとクレドを導入した時に NLP のチャンクを導入一緒にして使ってみるとクレドの導入もスムーズに進むような気がします。

 

この記事を書いた人/友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

 

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