著者:友松はじめ
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苦手意識が消える従業員教育ならNLPのサブモダリティ・チェンジ! / ビジネスユースNLP

NLPでは起こったことに意味はないと考えます。

私はNLPはを習ってから「そりゃあそうだよね」って気づくことができました。
なんでもそうなんですが、思考のクセに気づかない間は、自分の思考に操られちゃうんですが、一度でも気がついてしまえばもうこっちのもの。

私はよく『手のひらに乗った』と言うんですが、手のひらに置けるということは操作ができるってことがと思うんですね。
起こったことに意味はないということですが、身近なところで例えてみます。

たとえばコーヒーの味について。
コーヒーがスキな人にとっては苦味や香りで心が落ち着いたり、いやされたりします。
でも、コーヒーが嫌いな人は苦味が嫌いで飲めない、飲めたとしても砂糖やミルクを入れないと飲めない。

同じコーヒーでも人によって印象の違いがありますよね。
でも考えてみてください。
コーヒーはコーヒーです。例えばネスカフェゴールドブレンドのインスタントコーヒーで作ったコーヒーなら味の濃さの違いは多少あるかもしれませんが香りや味に大きな違いはありません。

心が落ち着く
癒される
苦くて嫌い
砂糖やミルクを入れて飲みたい

これらのことは、コーヒーを飲む側の人間の味覚と嗅覚の好みであってコーヒーには何の関係もありません。
全く同じコーヒーです。

このことからもわかるように、それぞれの人が持つ印象というのはそれぞれの人が自分の中で勝手に印象を付けているだけなのです。
ここがわかると日々自分の感情に振り回されにくくなってくるはずです。

今の例はコーヒーでしたが、これはどんなことにでも当てはまります。
もちろん従業員教育でもそうです。
仕事に対して苦手意識を持っている従業員も多いことと思います。

この従業員の苦手意識がなくなれば日頃の従業員教育ももっともっとスムーズに進むのではないでしょうか。
苦手意識も単に従業員が勝手につけた印象です。
同じ仕事でも苦手意識を持っていて効率よく仕事ができない従業員もいれば、スムーズに仕事をこなす従業員もいます。
やっている仕事の内容はどちらも同じです。

ですから単純にこの苦手意識がなくなれば生産性って上がりますよね。
この苦手意識を取るもしくは小さくするテクノロジーが NLP にはあります。
それがサブモダリティ・チェンジです。

サブモダリティとは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感を通して体や心が感じることをサブモダリティといいます。
苦手意識はその人が自分の五感を使って勝手につけた印象ですから、サブモダリティチェンジを行うことで苦手意識が小さくなったり、なくなったりします。

モノや起きてしまった事象に関しては変えることはできません。
さっきのコーヒーですがコーヒーをオレンジジュースに変えたりお水に変えたりすることはできませんよね。

でも、印象は勝手に自分が付けたものだからサブモダリティチェンジで変更が可能なんです。

視覚と聴覚と体感覚のサブモダリティを少し説明しますね。

視覚のサブモダリティはこんな感じです。
明るい・暗い、大きい・小さい、はっきり見える・ぼやけている、遠い・近い、カラー・白黒、主観的・客観的など。

聴覚のサブモダリティはこんな感じです。
音が大きい音が小さい、スピードが速い・スピードが遅い、高い音・低い音、早いリズム・遅いリズム、うるさい音・静かな音など。

体感覚のサブモダリティはこんな感じです。
大感覚は嗅覚味覚触覚をまとめたものです。 NLP では五感のことを VAK と表現しますが大感覚はKにあたります。
重い・軽い、強い・弱い、押す・引くなど。

では人の苦手意識は自分の五感の感じ方を変えることによって印象を変えることができるということが分かったところで、ここで簡単なサブモダリティチェンジのやり方を紹介したいと思います。

例えば営業担当の従業員Aさんには、苦手なお客様のBさんがいたとします。
AさんはBさんに会うと上手にしゃべれなかったり、動悸がしたり、口の中が渇いたり、冷や汗が出たりしていつも会うとストレスを感じているとします。

会社の会議室の白い大きな壁を映画のスクリーンに見立てて、壁から2mぐらい離したところに椅子を一つおきます。
Aさんに椅子に座ってもらい、映画のスクリーンを見ているつもりでお客さんの B さんをイメージしてもらいます。

まず最初に近くで Bさんをスクリーンに映し出します。
できるだけまるでその場にいるようなくらい鮮明にイメージできるといいです。

次にBさんの声や音を鮮明にイメージします。
それからBさんから受ける体感覚をイメージします。
例えばBさんの整髪料の匂いとか香水の匂いとか体臭とか。
またはいつもBさんと商談をする会議室の匂いとか体に感じる温度とか、そういったものを鮮明にイメージします。

そして、視覚と聴覚と体感覚を別々に鮮明にイメージしたら最後はそれを一つにまとめてイメージします。
ここまでやると実際に目の前に B さんがいる時と同じような心や体の状態になっていると思います。

そうしましたらスクリーンに映っている B さんを小さくしてみます。
子犬くらいにしてみましょうか。
B さんは一生懸命さに A さんに何か怒鳴り散らしています。
でもいつもの怒鳴り声ではなく子犬が吠えるような甲高いキャンキャンした声になっています。
B さんの身振り手振りもちっちゃいのでなんだかコミカルに見えてしまいます。

このような感じで印象を変えてみてください。
そして最初の時の印象と印象を変えた時に感じる体と心の感じ方を比べてみてください。
全く違ったものになっているはずです。

違ったものになっていたらそれは B さんに対する苦手意識が小さくなったもしくは消えたということです。
これがサブモダリティチェンジです。
簡単でしょ?

もしもまだ B さんに対して苦手意識が消えないという場合は今説明した後のサブモダリティチェンジを何度か行ってみることをお勧めします。
苦手意識がどんどん小さくなっていくはずです。

従業員教育で従業員の苦手意識を克服することに苦労している経営者や管理職の方はぜひサブモダリティチェンジを試してみてください。
きっとその効果に驚くはずです。

 

 

この記事を書いた人/友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

 

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