従業員を目標達成できる人材に変える / ビジネスユースNLP
今回は人材マネジメントをするときにNLPをどう使うかについてお話したいと思います。
人材マネジメントでは、従業員を戦力化するために様々な研修プログラムを受けさせて教育している会社も多いと思います。
ビジネスユースNLPでは、従業員のセルフイメージをよくしてあたえられた目標を達成を達成することができる人材にするNLPのワークです。
これはNLPのタイムラインをつかった「チェインプロセス」というワークをつかいます。
脳を目標達成ができるプログラムに変える「チェインプロセス」
さっそく、脳を目標達成ができるプログラムに変える「チェインプロセス」の説明をしたいと思います。
各ポイントの意味
3m~4mほど移動できる場所をつくります。
図のようにまっすぐの矢印をイメージしましょう。
矢印はタイムラインです。
タイムラインというのはNLPでは時間の流れをあらわします。
- 「今」
- 第1ポイント
- 第2ポイント
- アウトカム(目標)
- メタアウトカム
この順番で、4つのポイントを何度も行き来しながらワークをしていきます。
1.目標を決める
ワークをする前に目標を決めましょう。
目標のことをNLPではアウトカムといいます。
アウトカムは目標ですから自分がなりたいと思っている状態をイメージします。
紙に書いてもOKです。
たとえば、仕事の目標を達成して上司や仲間に褒めてもらっているシーンを想像してもいいでしょう。
2.今に立つ
今の地点に立ちましょう。
アウトカムに対して今の状態をVAKをフル活用して感じます。
身体にどんな変化が起きているのか、どんなイメージが浮かんでくるのか、どんな音が聞こえてくるのか、身体に感じる感覚はどんなものか、注意深く観察します。
VAKはこのようにするとイメージしやすいです。
- Vだけでイメージする
- Aだけでイメージする
- Kだけでイメージする
- VAKいっしょにイメージする
この順番で行うと強いイメージができます。
3.アウトカムに立つ
アウトカムに立ってVAKをします。
このとき「アズ・イフ・フレーム」をつかって目標を達成した自分を体感します。
アズ・イフ・フレームは目標達成ができる魔法の質問です。
「もし願望がかなったら、あなたはどうしたいですか?」
と自分に問いかけながらアウトカムに立ちイメージします。
この「もし願望がかなったら、あなたはどうしたいですか?」という質問をすることで、目標をすでに達成した状態だと脳が勘違をします。
アズ・イフ・フレームは、本当に目標が達成できるプログラムに書き換えるための質問です。
アウトカムに立ち、アズ・イフ・フレームで質問をしてみてください。
そして浮かんできたイメージで、願望と達成した状態に脳のプログラムを書きかえるのです。
浮かんできたイメージは、VAKをフルにつかって目標を達成した自分を感じます。
感じ方はどのポイントでも同じです。
- Vだけでイメージする
- Aだけでイメージする
- Kだけでイメージする
- VAKいっしょにイメージする
この順番で行うと強いイメージができます。
4.今のポイントにもどる
アウトカムから「今」に戻りましょう。
そしてもう一度、先程と同じようにVAKで、アウトカムにたいしての「今」をVAKをフルに使ってイメージします。
おそらく最初と今回とでは受けるイメージや感覚が変わってきていると思います。
5.第1ポイントに立つ
第1ポイントに立ちます。
そしてVAKでイメージします。
- Vだけでイメージする
- Aだけでイメージする
- Kだけでイメージする
- VAKいっしょにイメージする
この順番で行うと強いイメージができます。
6.第2ポイントに立つ
第2ポイントに立ちます。
そしてVAKでイメージします。
- Vだけでイメージする
- Aだけでイメージする
- Kだけでイメージする
- VAKいっしょにイメージする
この順番で行うと強いイメージができます。
7.2回目のアウトカム
2回目のアウトカムです。
やることは同じ、VAKをフル活用してイメージします。
アズ・イフ・フレームをつかって自分に質問をすることを忘れないようにしましょう。
もう目標を達成してしまった自分として、脳のプログラムを書き換えます。
1度目の感覚と2度目の感覚を比べてみてください。
今回のほうが気持ちが楽になっていると感じるのではないでしょうか。
8.目標達成後の世界、メタアウトカム
メタアウトカムは目標を達成した先の世界です。
メタアウトカムのポイントに立ち「目標を達成したらその先はどうなっているのか?」と質問します。
その質問に対してど感じるかVAKをフルに使って感じましょう。
- Vだけでイメージする
- Aだけでイメージする
- Kだけでイメージする
- VAKいっしょにイメージする
この順番で行うと強いイメージができます。
9.「今」に戻る
今に戻ります。
1回目と2回目と今回を比べてみてどう変わったか、観察してみましょう。
人によっては、目標は達成できて当然と思えるようになっているかもしれません。
10.そのままメタアウトカムまでを再体験する
- 第1ポイント
- 第2ポイント
- アウトカム
- メタアウトカム
を先ほどと同じように体験します。
そしてメタアウトカムまでいったら、今度はだんだんとスピードを早めながら2~3回繰り返してみましょう。
スピードを早めながら「達成して当然」と思えるようになれれば成功です。
チェインプロセスをやり終えるころには「達成して当然」と思えるようになっているいいですね。
まとめ
今回はチェインプロセスのお話でした。
チェインプロセスは目標達成が達成しやすくするためのワークです。
どうしても口では目標を達成しますと言っても脳のプログラムが、目標を達成できないプログラムだと最終的には目標の達成が難しくなるものです。
ですからチェインプロセスを人材マネジメントに取り入れて教育の一環としてワークをやってみることをおすすめします。
脳のプログラムを変えるため、チェインプロセスをする前と後では従業員の気持ちも変わっているはずです。
もし変わっていないのでは? と感じる場合は単純にワークの回数を増やしてみましょう。
脳が目標を達成して当然! と思っている状態なので本人も驚くくらい仕事が進めやすくなっているはずです。
この記事を書いた人/友松はじめ
勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる
現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中
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