クレド導入時にNLPを活用してみよう / ビジネスユースNLP
今回はクレド導入時にNLPを活用することについてコラムを書きたいと思います。
このクレド導入で活用できるNLPのリソースはたくさん考えられますので今回は1回目として、また機会を作って2回目、3回目とコラムを書いていきたいと思います。
ということでクレド導入時にNLPを活用してみよう1回目です。
経営者がクレド導入を決めたとしてトップダウンでクレドの制作や導入を従業員に指示することになると思います。
そしてクレド導入のプロジェクトチームを作ってスタートとです。
クレドは会社と経営者と従業員の行動指針になるものです。
だからクレドの内容はだれもが納得するものであることが望ましいです。
ですが社長が命令すればクレドの導入がうまくいくと思ったら大間違いで、あからさまに反対する社員、まーた社長が変なことをはじめたと思いながらも形だけ協力する社員などなど、抵抗勢力が必ずあらわれます。
経営者はクレド関連の本を読み、クレド導入の情報を購入して勉強したり、もしかしたら生のクレドを体験するためにリッツ・カールトンに宿泊したりもして、クレドが会社にとってプラスになると分かって導入を決めたのだと思います。
だから社内でだれよりも詳しいしクレドの良さを知っている。
いっぽう従業員は社長の苦労は知らないし、面倒な仕事はしたくないので反対する。
いくらクレドがいいもので、導入すれば職場の雰囲気はよくなり、上司や同僚や部下や後輩、そして取引先やお客さんとも良好な関係を築けること。
そして売上が上がり自分たちの給料にも反映されて仕事にも誇りが持てるなんてまったく知らないのです。
たぶん、従業員にリッツ・カールトンの成功事例を話して聞かせても、クレドを導入したらこんなによくなるなんて話をしても分かってもらえることは少ないでしょう。
なぜかというと、自分の事としてクレドをとらえていないからです。
無意識のレベルまでクレドの良さを理解していないからです。
ですからクレド導入を決めたら従業員に対しては、NLPのリフレーミングが使えると私は思います。
リフレーミングとは『視点を変えて多様な見方、別の視点から見れたり考えたりできるようにすること』です。
このようなことを書くと『ポジティブシンキング』をイメージする方もいるかもしれません。ただリフレーミングは確かに現状マイナスと思われることを視点を変えることによってプラスにすることではあるのでポジティブシンキングに近いように思えます。
ポジティブシンキングはどんなことも前向きにとらえようとするのですがそれだとムリがあります。無意識…こころから納得した前向きさではないので時間が経てばもとに戻ってしまいます。
いっぽうリフレーミングは『見方を変えることでものごとの選択肢を増やす、そして見方が変わる』ことなので、今までイヤだと思っていたことが実はいいことだと納得して考え直すことができるのです。
だからリフレーミング後はもとに戻りにくくなるんです。
考え方が変わるというのでしょうか。
だれにでも経験はあると思いますが、たとえば学校を卒業して希望の会社に就職。
研修も終わり希望していた部署に配属されると思っていたら経理部に配属になった。
同期たちはそれぞれ希望の部署に配属になったのになぜ自分だけ…
そう思いながらイヤイヤ仕事をしていたが、経理部で会社の数字に強くなっておくと希望の部署に転属になったときにも大いに役に立つと気づいて、それからは俄然やる気が湧いてきた…など。
クレド導入についてリフレーミングを使い、クレドについて別の視点を従業員に気づかせてあげることができればクレド導入もどんどん進んでいくのではないでしょうか?
その他にもリフレーミングは仕事の悩みをかかえている社員との面談なんかにも使えますね。
リフレーミングは無理やり相手を変えようとする手法ではなくて本人がもともと持っているリソースの中から見方を変えるだけです。
だから本人も心の底から納得できるため、考え方が変わるだけでなく行動も変わります。
リフレーミング、どうぞ参考にしてみてください。
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