著者:清水健一郎
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「マイミッション」を持つこと。クレドとラインナップ

My Credo マイクレド / 浜口 隆則(著)・村尾 隆介(著)

「マイミッション」を持つこと

 

今回、「ミッション」「使命」と言う言葉が出てきています。

前回お話ししたことを、もう一度角度を変えてお話したいと思います。

 

私は、リッツ在籍中によく聞く言葉だったので、「自身の使命」と聞いても、改めて「自身の使命」について考える事や「自分には関係ない。」と、思う事はありません。

ミッションを持つことに慣れているのです。

そして、部下や後輩にミッションを持たすことにも慣れてしまっているようです。

 

一般的な会社の方々からすると、少し特別な事かもしれませんが、毎日、クレドカードを読み返し、クレドカードに記載されている会社のミッションを読み返し、それに対して、一人一人が、どの様にコミットメントするか、毎日ディスカッションしていれば、会社の中で実践すべき「自身の使命」が明確になってくるのです。

 

私はリッツ在籍中のラインナップ(リッツ式朝礼)の際のディスカッションの例です。

清水:「○○さん(後輩)会社のミッションを理解していますか?ここで、会社のミッションを一つ言ってください。」

後輩:「はい、大阪で大切なビジネスの場をお客様に選んでいただく際、一番にリッツを選択していただける信頼、ブランドを築くことです。」

清水:「では、あなたは今日、具体的に何をして会社のミッション達成に貢献しますか?今日のあなたのミッションを宣言してください。」

 

こんな具合にいつもディスカッションしていました。

そして、難しく考えずに皆、今日、「自分には何ができるか?何だったらできるか?」で、今日、すべき事、ミッションを発表していました。

入社1年目の新人は、「お客様がお座りになられる際、椅子を引いてお座りいただきます。」と、本当に基本、誰でもできる事をミッションとして発表していました。

 

著書の中で(以下抜粋)

他者との関わりを意識しながら、「自分のルール」を探し、自分のことを深く考え、行動していくようになると、自分「使命」のようなものに気がつくことがあります。

リッツとクレドのおかげで、私も「自身のミッション」を見つける事ができ、見つける事ができたので、行動し結果を出す事ができ、今があるのだと確信しています。

 

そして、

著書の中で(以下抜粋)

他者との関わり、社会との関わりを大切にし、少しでもその役に立とうという決心をミッションで明確にし、日々、行動を積み重ねていく人は、成功するのだと思います。

本当にリッツとクレドに感謝しております。

 

【編集後記】

クレドを研究している友松です。

本日の清水先生のコラムはいかがでしたか?

 

マイミッション、簡単に言うと、自分のルールだと私は理解していますが、ルールで縛られる方が、その範囲の中で自由な発想が生まれるように思います。

ルールなんて…と思う時もあるかもしれませんが、ルールがその人やその会社を表す基本的な考えの土台だと思うんですね。

 

ですから、その土台の範囲の中で考えることは、外から見ると、この本にも書かれていますが、本人はバタバタと焦りながら考えていても、右往左往していたとしても、一貫性がある人や会社に見える。それが悪いわけではなく、土台があって、その土台の上での右往左往だから、自分が練られていくし、会社も洗練されていくのでしょう。

 

このルールがクレドですよね。

クレドをもとに仕事をしていく習慣を見に付けていくのが、クレドカードやラインナップです。

本当に何度も言っていますが、経営者の方にラインナップを経験していただいて、「あー、クレドを導入してラインナップすればスタッフや会社が今度こそ変われるかもしれない」と効果を実感出来るし、実感してほしいと思っています。

 

その詳細はクレド導入マニュアルに書いています。

もしよかったら、社長室の書棚に置いておきませんか?

 

 

著者/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

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