著者:清水健一郎
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今回は、数回に渡り、非常にたくさんの気づきを与えてくれた一冊、「絆が生まれる瞬間」から感じたことの総括をしてみたいと思います。

この著書を読み進めていくたびに考えるのは、やはり「絆」とは良好の人間関係の上に成り立っており、まずは人間関係をいかに築き上げるかだと言う事を、改めて気づかされました。

そしてまた、人間関係を築くための行動は、誰にでも、今からすぐにでも、十分に可能なレベルの些細な事からだ、と教えられました。

例えば、挨拶の仕方、ちょっとした声かけなど、言葉に出さなくてもお互いを思いやる所作などを著書の中で高野氏が指摘されていますが、これは本来、日本では当たり前の様に行われてきた事ばかりだと思います。

大昔から人と人との絆の形、作り方はほとんど変わっていないですし、著書の題名に「ホスピタリティの舞台つくり」とありますが、決してホテル業、サービス業と言う範囲だけでなく、製造業や家族、個人の人生の範囲での絆とは?を自身の人生、仕事に当てはめて考えさせられる内容だったと思います。

しかし、絆を作る。絆を強化する。などの土台にホスピタリティが必要で、逆にホスピタリティが消えてしまえば、絆を作る事も絆を強化する事もできないということも、同時に強く感じました。

ホスピタリティと言っても、会社それぞれです。
絆と言っても、社風によってそのイメージは違うでしょう。

しかし、やはり会社を育てていく中では、これらは外せないもの。
この部分に悩まされている経営者の方々も多いかもしれません。

一度、クレドを作ってみませんか?
皆様の中に潜んでいるホスピタリティの欠片を繋ぎ、絆にかえてくれる最高のツールです。

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