著者:清水健一郎
Pocket
LINEで送る


クレドが「考えて動く」社員を育てる!- 一枚のカードで成果を上げる「奇跡の改革」

日本クレド(株)代表取締役 吉田 誠一郎

 

今回の著書は、

「クレドが『考えて動く』社員を育てる!-一枚のカードで成果を上げる『奇跡の改革』です。

 

なぜクレドを導入したいのか?

第3章 会社に“情熱”を取り戻すクレドの作り方

第3ステップ

憲章の確認

①環境分析

ここでは、著者の吉田氏は、クレド作りのゴール、その道筋を明確に示さなければならない事を指摘されています。

 

確かに、漠然と「良いサービスが出来る会社、店にするためにクレドを導入しよう。」と、

考えクレド作りをスタートしても、クレド作りのゴールがどこにあるのかわからないようでは、

途中で迷ったり、挫折、妥協したりと理想のクレドを作る事は、難しくなります。

 

クレドが作れたとしても必要以上に時間がかかります。

「え?クレド作りのゴールって、クレドが作れればOKじゃないの?」と、思われる方、おられると思います。

 

なぜクレドを作るのか?

なぜクレドが必要なのか?

を明確にしてゴールにしなければ、クレド作りに意味がありません。

 

そこで吉田氏は、クレド作りに必要なゴール。その道筋を今回7つご紹介されています。

私も勉強になります。

 

①    環境分析(以下抜粋)

環境分析「これまで、経営者の想いは組織に対してあうんの呼吸で伝わっていた。

しかし、団塊世代の大量退職や派遣・パート社員の増加により、理念の伝承および存在そのものが薄らぐことが懸念されるため」

というように、クレド開発の背景をきちんと書かなければなりません。

 

なぜクレドが必要なのか?

この部分を明確にして、一日一回は思い出していただかないといけない。と、私は思います。

 

正直、クレド作りは楽しいだけではありません。面倒くさい事もあります。

周囲の協力を得ることができないだけでなく反発をかうこともあります。

 

そんな時、なぜクレドが必要なのか?と

自身に問いかけてこれからの会社にとっての必要性を自分自身に落とし込んでいかなければなりません。

つまり、ブレないためです。

 

クレドが出来上がり実践すれば、ブレない会社組織が徐々に出来上がる前に、ブレない経営者、リーダーにならなければならないのです。

目指すゴールが定まらなければ、ゴールに着くことも場合によっては、スタートを切ることもできません。

クレドが必要な理由、クレドを作る理由、を明確にしてブレないゴールを作っていきましょう。

 

 

著者/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加