著者:清水健一郎
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クレドが「考えて動く」社員を育てる!- 一枚のカードで成果を上げる「奇跡の改革」

日本クレド(株)代表取締役 吉田 誠一郎

 

今回の著書は、

「クレドが『考えて動く』社員を育てる!-一枚のカードで成果を上げる『奇跡の改革』です。

クレド導入をスムーズに進めていくには?

第3章 会社に“情熱”を取り戻すクレドの作り方

第一ステップ

全社でつくるか、部門ごとか?

 

社員が大勢いる会社の事を考えれば、確かにクレド作りにおいて誰もが疑問に思う事の一つではないでしょうか?

そこで著者の吉田氏は(以下抜粋)

企業の社員数が数千人を超えたり、部門がたくさんあり、一気にクレド開発の舵をとるのが難しいケースがあります。
その際は、まずは小さな組織単位でクレドの取り組みを始めることをお勧めします。

実は私もご相談を受けた某大手製造業の工場長に同じ様に、

まず一つの部署でクレド作りを実践していただき、一つ小さな成功事例を作り全部署に広げていただいた経験があります。

 

製造業と言うこともあり、従業員のほとんどが男性。

しかも日頃は閉鎖的、機械的に仕事をこなしている従業員がほとんど、と言う状態だったので、

工場長は、女性が一番多く前向きで明るい、工場見学に来られたお客様を案内する、

オペレーターの部署からクレド作りを実践しました。(実践された内容は、ここでは紹介しきれないので省略します。)

 

この作成が功を奏して、すぐに部署内で成果が出ました。

そして、他部署に広げる際も、オペレーターの女性社員がリーダーとなり広げていったので、あっと言う間に広がっていったそうです。

 

工場長曰く

「オペレーターは美人ぞろいだし、日ごろ閉鎖的で機械的に働いている男性従業員も、さすがにテンション高く、乗ってきたよ。

(クレド作り)僕がリーダーになって実行しているより、よっぽど彼女たちがやってくれる方が効果的だった。(笑)」

 

そして、数か月後、この工場は大きなイベントを開催し成功します。

さらに数か月後、某有名情報雑誌に西日本工場見学ランキング1位になり、

全国にあるこの企業の工場で一番の成長率をだしました。

 

部署ごとにクレドを作ることで、自分たちのミッションが明確になり、ラテラルサービスもできるようになったでしょう。

そして、工場見学に来られた方々を通して、ワオストーリーもたくさん生まれたのではないでしょうか。

 

著書の吉田氏は

(以下抜粋)

本当にうまくいくという見通しが立たなければ、全社的な動きにはしにくいのも事実でしょう。
その際にまず成功事例をつくることで、社内全体を説得しやすくしておくことも、現実的な考え方です。

個人的な、クレド導入のおススメは工場長の様に、前向きで明るい女性従業員の多い部署から始める事です。

 

 

著者/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

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