著者:清水健一郎
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ESクレドを使った組織改革 – ちいさな会社だからこそできる!社員の気持ちを仕事に向ける、ちょっとしたシカケづくり
今回の著書は「ESクレドを使った組織改革 – ちいさな会社だからこそできる!社員の気持ちを仕事に向ける、ちょっとしたシカケづくり -」です。

あなたは、「ES」を意識した会社・職場づくりを心がけていますか?

ESとは、つまり従業員満足。
(ちなみにCSが顧客満足です。)

最近は、会社のあり方やライフスタイルの変化にともなって、特にこの「ES」に、今まで以上に目を向けた施策が増えてきたように思います。

そこで今回取り上げるのが、「ESクレドを使った組織改革―小さな会社だからこそ、できる! 社員の気持ちを仕事に向ける、ちょっとしたシカケづくり」という本。

従業員の満足、やりがい、やる気を向上させて会社を成功させるために必要なESクレドの説明から、制作、完成後の取組みについて紹介されています。

特に私の関心を引いたところは、会社の仲間の絆を強化し、従業員の満足、やりがい、やる気を向上させて会社を成功させる。
と言う実際のエピソードを紹介されているところです。

ESクレドの例・とある会社が経営するパン屋さんのエピソード

転勤してきたばかりの店長は、とても真面目な方で仕事もできて尊敬できる方なのですが、従業員の皆さんに厳しく口数の少なく、もとからおられた従業員の皆さんとうまくコミュニケーションを取る事ができずにいました。

そのため、職場はギスギスし始め、「仕事は好きだけど、職場はすきではない。」と考える従業員も出始めました。

「仕事は好きだけど、この会社、職場はすきではない。」
と考える従業員は、同じ仕事内容を続けるつもりはあっても、他の会社に移る事を考えたり、実際に移ってしまいますよね。
場合によっては、会社や組織への苛立ちから、好きだったはずの仕事内容自体を替え、違う業種に移るかもしれません。

少し横道に逸れましたが、このパン屋さんのエピソードでは、そんな時にESクレドの導入をすすめたのです。

その一つの例として、コンサルタントが、

・従業員の皆さんが店長に対して思っている事
・店長の事で知っている事
・店長の事で知りたい事
・仕事だけでなくプライベートや家族の事

などを聞きだしました。
そしてそれを、従業員から店長に直接話してもらったのです。

「店長はどうして怒ってばかりいるのか?」
「どうして信頼してくれないのか?」

そこで、店長は語りだしました。
・自分が急にこのお店をまかされて、とても不安だったこと。
・自信がないまま仕事についてしまい、どのようにしたらスタッフ全員に受け止められるか心配であったこと。
・その心配を隠すために強い口調であたっていたこと。
・実は、みんなと仲良く楽しく仕事をしたかったこと。

店長の口からあふれ出る言葉を聞いていた従業員達の目には、いつのまにか涙があふれていました。

店長と従業員達の間の壁が崩れる瞬間です。
今までコミュニケーション不足だったことを皆が認識したのです。

そして、これからは職場でコミュニケーション不足にならないように、ESクレドを導入し、必ずコミュニケーションを取るようにしたそうです。

もちろん、これはこのパン屋さんの事例であり、どこにでも当てはまるわけではありません。

大切なことは、従業員側と経営者側がコミュニケーションを取り、働きやすい職場、働き甲斐のある職場を作り出すことで、全体のパフォーマンスをアップさせること。

誰だって働きやすい職場の方がいいですもんね。

コミュニケーションは質も大切ですが、量も大切です。

家族、大切な人とのコミュニケーションに質を求めていますか?
子供とのコミュニケーションに親は質を求めていますか?
仲の良い家族間の会話に質を求めていますか?
親友との会話のほとんどが、楽しい会話、たわいもない会話、時に真剣に聞いて欲しい会話、質と量、どちらが多いですか?

「質」が何を指すか、によっても変わってはきますが、コミュニケーションには量も大切。

それを可能にする仕組みの一つが、ESクレドだと思います。

ESクレドを使った組織改革 – ちいさな会社だからこそできる!社員の気持ちを仕事に向ける、ちょっとしたシカケづくり

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