著者:友松はじめ
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相手が心を開くコミュニケーションとは?

クレドを研究している友松です。
ビジネスユースNLPの視点で林田さんの本を読んでいると、NLPのテクノロジーに通じる話が至るところにでてきます。
もしかしたら私がNLPの視点で読んでいるからかもしれませんが。(汗)

今回は林田さんが考えるコミュニケーション力について書かれたところを読みました。
コミュニケーション力のある人の話し方ですが、話し方ではなくて聞き方が詳しく書かれていました。
日常会話の聞くと話すの割合は、話すが3割で聞くが7割だそうです。

聞き上手は好かれます。
聞き上手ということは、つまりあなたのことを知りたいということだし、相手に心を開いているということですもんね。

ビジネスユースNLPだと、ラポールをつくるために行うペーシングと同じだと思います。
ペーシングでは、自分の呼吸を相手の呼吸に合わせたり、相手の表情や動作を観察して気持ちを察したりします。

これは非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)と言って、言葉をかわさないで行うコミュニケーションです。
NLPではコミュニケーションには、言語と非言語の2つがあって、言語が7%、非言語が93%の割合だと言われています。

さっき聞くのが7割と言いましたが、聞くということは言葉をあまり使わないので非言語的なコミュニケーションと言えるかもしれないですね。
言葉を交わさないでコミュニケーションをするというのは、なかなかイメージしにくいかもしれません。
でも、言葉以外の部分のほうがコミュニケーションでは大事なんだということが分かります。

聞くコツは、相手が話したいことを察してあげて、話したいことを話してもらう。
相手の話しがノッてきたら、何を聞いてほしいかを観察する。

ということなのですが、これってまさにNLPのペーシングとラポールじゃないでしょうか。
それから、こちらが相手の話を聞いていることを相槌をつかいながら伝えると良い、と書かれていました。
ただし、理解していることが相手に伝わるような相槌をうつこととも書かれていました。
これもNLPのバックトラックと共通するところです。
話しを理解していることが相手に伝わるような相槌をうつことで、相手は安心して話を進めることができるそうです。

NLPのバックトラックも単純なオウム返しをするんじゃなくて、重要なワードやフレーズを適度にオウム返ししてあげることで相手はとても話しやすくなります。

まずはYESで相手の話しを受入れること。
そして自分の考えを話すこと。
最初からNOではなく、相手の話を理解しようと心を開くこと。
これがコミュニケーション力を上げるポイントのようです。

最後に、話し手の心得も少し書かれていました。
話しては『聞いてくれてありがとう』という気持ちを持って話すと良いそうです。

会話が苦手という人がいます。
私もそうでしたが、あるとき聞き上手が実は会話上手だということがわかってからは、少しずつコミュニケーションにコンプレックスが無くなってきました。
今ではどんな相手とでもそれなりに話すことができるようになりました。

これは年の功とかではなくて、知識と日々の練習です。
年齢が上の人でもコミュニケーションが苦手な人はたくさんいます。
苦手だからという理由で克服することをさけていたら、あっという間に40代、50代になってしまいます。

コミュニケーション力は、訓練したら身につくものなので、早く学んで実践して身につけたほうが人生豊かになりますよね。

 

《つづく》

 

《参考文献》伝説のホテルマンが説く IT企業のホスピタリティ戦略 / 林田正光(著)

 

記事/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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