著者:友松はじめ
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クレドを導入を決めた社長はどんな人?

『伝説のホテルマンが説くIT企業のホスピタリティ戦略』を読んでいます。
著者は林田正光さんです。
この本は林田さんの講演会に参加したISFnetの社長、渡邉幸義さんがIT企業の差別化について探していた答えをホスピタリティだと見つけたこと。
そしてクレドを導入しようと決めて、著者の林田さんに声をかけたところからはじまっています。

林田さんは、まず渡邉さんが書いているノートに注目しました。
そのノートは未来ノートと言います。

 

クレドの導入を決めた社長とは?

ISFnetの社長、渡邉幸義さんはビジネス書を3冊出版している作家でもありました。
本書の中で渡邉さんの著書『未来ノートで道は開ける!』が少し紹介されていました。

道は開ける?
どこかで聞いたことがあるなと思ったら、デールカーネギーの『道は開ける』に影響されていることがわかりました。
渡邉さんは14歳の時にすでにデールカーネギーの『道は開ける』を座右の書にしていたそうです。
もう、ただものじゃないですね。

その『道は開ける』の中の一節の影響で未来ノートを書き始めたそうです。

今日だけは一日の計画を立てよう。処理すべき仕事を一時間ごとに書き出そう。予定通りにはいかないかもしれないが、ともかくやってみよう。そうすれば、二つの悪癖―拙速と優柔不断と縁が切れるかも知れない。
道は開ける デール・カーネギー(著)創元社

この一節に影響を受けて20年以上ノートをつけているそうで、試行錯誤して現在の形になったと書かれていました。
そのノートの書き方を『未来ノートで道は開ける!』という著書にまとめたのだそうです。

この『未来ノートで道は開ける!』はAmazonのKindleで現在168円で販売されています。

前回の記事でも書いたのですが、IT企業は技術力があって当たり前で、技術は修練すればレベルアップします。

それはそれでいいのですが、他社との差別化がとてもむずかしいという問題があります。
その差別化の答えがホスピタリティと気づいて、林田さんにクレド作成を含めてホスピタリティの研修の依頼をするなんて。

少しNLPの話になってしまうんですが、解決したい問題が具体的になっていてノートにも書いていたことを考えると渡邉さんの無意識がセンサーになって答えを探していたんだろうなと思いました。

差別化の答えがホスピタリティだと気づく前に、林田さんの講演に参加しているんですから気づく順番が違いますよね。
林田正光=ホスピタリティだと思うので、普通林田さんの講演に参加する時点でホスピタリティを学びに来ているはずですし。

林田さんの講演を聞いて差別化の答えがホスピタリティと気づくのですから、意識よりも無意識が答えを先に知っていたとしか思えません。
こんな人物の渡邉さんの会社に、どんなクレドが完成して、どのようにホスピタリティが浸透していくのか、その過程を楽しみにしながら本書を読み進めたいと思います。

ますますこれから読んでいくのが楽しみになってきました。

《参考文献》伝説のホテルマンが説く IT企業のホスピタリティ戦略 / 林田正光(著)

 

記事/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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