著者:友松はじめ
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クレドに掲載するミッションの作り方 / 友松クレド研究

クレドを作るときまず最初に取り掛かるのはミッションの作成になります。

ミッションは会社の使命、目的、存在価値を明文化したものです。

考えるべきは、ミッションは何かである。ミッションの価値は、正しい行動をもたらすことにある

ミッションは、行動本位たるべきものである。さもなければ、単なる意図に終わる。ミッションとは、組織に働く者全員が、自らの貢献を知りうるようにするものでなければならない(非営利組織の経営 / P・F ドラッカー著 より引用

ミッションはミッションに書かれた内容を達成するための行動に結びつくものじゃないといけないのでミッションが行動に結びつかず単なる絵に描いた餅ではミッションの効果を発揮することはできないといいます。

ではミッションの作り方について書いていきたいと思います。

 

■ミッションを作成するのに必要な4つの質問

作成するミッションは、今から紹介する4つの質問に全て答えられることが必要だといいます。

  1. どのような外部環境で
  2. どのような事業領域において
  3. 誰に対して
  4. どのような価値を提供するか

ミッションは毎年変えるようなものではなく中長期期間活用するものになるので予測と変化に耐えうるものでないといけない。

 

■ミッションのパターン

ミッションのパターンは全部で4つ

  1. メッセージ・・・1行程度の短い文章
  2. 短文・・・10秒程度までの短い文章
  3. 長文・・・20行以上の長い文章
  4. 箇条書き・・・10項目以上の箇条書き

 

■作ったミッションをチェックする

作ったミッションを以下の項目でチェックします。

  1. 肯定的な言葉で表現されているか
  2. わかりやすい言葉で表現されているか
  3. 文章の構成はおかしくないか
  4. テンポよく読みやすい言葉になっているか
  5. 将来的に達成可能なものになっているか
  6. 外部環境の変化に耐え長期的に変わらない内容になっているか
  7. 会社の事業領域の変化に耐えて長期的に変わらない内容になっているか
  8. メンバーが何をするべきかが明確なものになっているか
  9. メンバーがワクワクして取り組めるものか
  10. 会社が取り巻く、顧客、メンバー、取引先、行政機関、社会などのステークホルダーに配慮できているか
  11. 顧客や社会にとって価値があるものか
  12. 顧客に共感してもらえる内容か
  13. 他社と差別化ができているか
  14. 独自性はあるか、インパクトはあるか
  15. マーケティングに活用することができるか
  16. 私たちはミッション達成に必要な信念を持っているか
  17. 私たちはミッション達成にふさわしい存在か

 

H2 まとめ

私たちのクレド作成の手順も、ミッションの文章化を行います。
ミッションは会社の使命と目的と存在価値を表す大切なものです。
このミッションが明確になっていればいるほど社内そして社外に対しても自分たちの会社のことをわかりやすく説明することができます。

今日ご紹介したミッションの作り方は、『一枚の「クレド」が組織を変える!』という本の内容を引用しました。
クレドがない会社にクレドを作りクレドを導入する方法やその効果について書かれた本なので興味のある方は読んでみてください。

きっとクレド導入の勉強になるはずです。

《 参考文献と引用 》 一枚の「クレド」が組織を変える!/実島 誠(著)

 

記事/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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