著者:友松はじめ
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リッツ・カールトンの企業文化をつくり支えているのは

THE NEW GOLD STANDARD
ゴールド・スタンダード/ジョセフ・ミケーリ(著)

こんにちは。
クレドを研究している友松です。
今回、ゴールド・スタンダードという本を読み終わりました。

この本は翻訳本です。
世界中のリッツの仕組みや舞台裏、そして活動を教えてくれました。
ジョセフ・ミケーリさんという外部のライターさんが客観的にリッツ・カールトンのことを伝えてくれたのもよかったと思います。
日本で出版されているリッツ・カールトン関連の本で、外部の方が書いたものの中ではダントツの内容の広さと深さでした。

 

リッツ・カールトンの企業文化をつくり支えているのは

それはそこで働く従業員です。
…なんて書くとつきなみな答えになりますね。

もちろん従業員の能力なんですが、これもリッツ・カールトンが慎重に慎重に採用した人をさらに社内の教育する仕組みにそって教育する。

教育して仕事をしてもらうのだけれど、定期的にわからないところやつまずいていることなどをフォローアップする仕組みもあるし、毎日トレーニングする仕組みもある。
こういうことが用意されているから、リッツ・カールトンの企業文化ができあがっていることがよくわかりました。

本書の最後のほうで登場したロナルド・トーマスさんが好例だと思います。
ホームレスだったロナルド・トーマスさんはリッツ・カールトンが地域活動のひとつとして行っていたマナー教室に参加していた1人で、採用試験に応募してリッツ・カールトンの社員になった人です。

ロナルド・トーマスさんはリッツ・カールトングループ内の最優秀社員の称号だけでなく、マリオットホテルグループの最優秀社員の称号も獲得している人です。

従業員の採用方法、トレーニングの仕組み、フォローアップの仕組み、クレドカードからは読み取れない、だけどその仕組を知ったら…

「あー、クレドに書いてあることを忠実に実行しているだけなんだ」

とわかるリッツ・カールトンのすごさを感じることができました。
リッツ・カールトンの企業文化をつくって支えているのはここだと思いました。
感動しました。
そして普通は思うんですよね、リッツ・カールトンだからできたんだと。

でも、やってる仕組みはスケールのちがいくらいで、どんな企業でもグループでもできることばかりです。
この本にはクレドの作り方は書いてないけれど、リッツ・カールトンのような企業文化をつくる方法、従業員を育てる方法が考え方を含めて書かれています。

リッツ・カールトンを知って、クレドがつくりたいと思った方にはぜひ手にとって読んでほしい1冊です。
分厚い本ですけど、求めている人にはカラカラのスポンジが水をどんどん吸収するように新しい知識が入ってくると思います。

ゴールド・スタンダード、オススメの一冊です。

 

 

 

《 おわり 》

 

ゴールド・スタンダード/ジョゼフ・ミケーリ(著)

 

 

この記事を書いた人/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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