著者:友松はじめ
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会社の社会貢献に見返りをもとめてもいいのか?

THE NEW GOLD STANDARD
ゴールド・スタンダード/ジョセフ・ミケーリ(著)

こんにちは。
クレドを研究している友松です。
今、ゴールド・スタンダードという本を読んでいます。

この本は翻訳本です。
そしてリッツ・カールトン本社を中心にキーマンになっている人たちにもインタビューした、まさにリッツの舞台裏を教えてくれる、とても楽しい本です。

11章 『持続可能性と管理』を読みはじめました。
持続可能性と管理ってどんな話だろうと思って読みはじめましたが、ボランティア、慈善事業、社会貢献のお話でした。

 

企業がおこなうボランティアの見返りとは?

個人がおこなうボランティア、慈善事業、社会貢献は特になにも思わないと思います。
「いいことやってるな」と思うくらいでしょうか。

有名人がやってると「売名行為」なんて揶揄されたりしますが。
有名人がわざわざ寄付をしたことを公表してニュースになることがありますが、有名人がやることで注目されることになり、知らなかった人にも知られるようになるのですから私はいいことだと思います。

そして企業の慈善活動。
これはむずかしいんだろうなと感じます。
実際、積極的にボランティア、慈善事業、社会貢献をやっているリッツ・カールトンでは、やりすぎると宣伝行為と思われる恐れがあるし、知られないように静かにやっているとリッツ・カールトンは慈善事業もやっていないのかといわれるので、そのサジ加減を慎重に見ながらやっているようです。

11章を読みはじめて知ったのですがリッツ・カールトンにはボランティア、慈善事業、社会貢献の活動をおこなうコミュニティ・フットプリント・プログラムという部署? のようなものがあり、そこが管理をやっているようです。

11章を読んでいくとホテル周辺への地域貢献は徹底的です。
身寄りのない子どもたちへの支援活動、災害支援活動などなど。
それは一時的なものじゃなくて、ずっと続いている。

企業がボランティア、慈善事業、社会貢献で求めることが許される(?)見返りってなんだろうと思って読んでいたところこたえがありましたので引用します。

「ボランティア活動は伝統的に、個人が非営利団体や地域社会に対して行う善意と考えられてきた。これがボランティア活動の主たる理由であり、これからもそうあるべきだが、見返りはある。すなわち、その過程で得られるものの価値である。これについてはあまり語られてはこなかったが、ボランティア活動に参加した人のほとんどが、そうした価値を得たと実感している。それには、人を助けたいという達成感も含まれる」。こうした前向きな感情に加えて、企業努力の見返りには、チーム作り、団結、自負心、プロジェクトマネジメントなどの特別なスキルがある。
(ゴールド・スタンダード295ページより引用)

 

まとめ

企業でボランティア、慈善事業、社会貢献をおこなう場合、会社の資産を持ち出しておこなうことになります。
資産は機材だったり設備だったり商品だったり。そして従業員も。

見返りがまったくないボランティア、慈善事業、社会貢献では、会社もやる意味がないと思いますし第一、経営を圧迫します。
ただ企業のボランティア、慈善事業、社会貢献は即利益につながるようなものではないことを理解しないといけないのかなと感じます。

リッツ・カールトンのようにボランティア、慈善事業、社会貢献に見返りは求めるのだけれど、多くの企業のように近視眼的な見返りではないところにゴールを置く。

リッツ・カールトンがクレドでもうたって、そして会社としても従業員をバックアップしてくれているので従業員は安心して、紳士淑女として人としてボランティア、慈善事業、社会貢献をホテルの内外でおこなえる。

そして紳士淑女として人として誇りがもてるし、人としても成長できる。
紳士淑女の成長はリッツ・カールトンの見返りの1つです。
そして引用させてもらった内容にあったように売上につながる見返りってありますよね。
ボランティア、慈善事業、社会貢献する企業もそれを受ける側もWIN-WINだと感じます。

 

《 つづく 》

 

ゴールド・スタンダード/ジョゼフ・ミケーリ(著)

 

 

この記事を書いた人/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

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