著者:友松はじめ
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今回からのコラムは、2018年7月に講演依頼をいただいたある企業様(製造業)の講演についてコラムを書かせていただきます。

先ず、ご連絡いただいたご担当者様からの講演内容の要望ですが、下記の通りです。

ご講演いただきたい内容・背景
私たちの会社は、民生・産業・車載用のスイッチ と民生・産業用のコネクタを製造しています。

業種はことなりますが、感動的なサービスを顧客や
職場の仲間に行う重要性は変わらないと考えています。

また、市場需要や顧客ニーズに対応するため、
現状繁忙状況にあり、顧客を気遣う、同僚を気遣うなどの
基本行動が十分にできていない側面があります。

このような状況にあり、清水先生のご講演を開催し、
参加者のやる気・元気・モチベーションを高め、
気づきを与えたいと考えています。

 

嬉しくなる依頼者様であり嬉しくなるご要望だと思いました。

実は、製造業の方からセミナーや講演依頼を頂ける方が、サービス業の方々から依頼をいただくより嬉しいんです。

 

私は常々、業種関係なく感動的なサービスを顧客や職場の仲間に行う重要性は変わらないと思っているからです。

ですから、こうして製造業の方から講演依頼をいただけるのは、その証明だと自信がもてます。

 

ホテルの仕事は、「接客」と言うイメージを皆さん持たれていると思いますが、

実は接客しないスタッフの方が多く在籍しています。

接客の仕事は2割くらいで、その2割を裏方の仕事、裏方のスタッフが支えてくれています。

 

例えば料理人が存在しなければサービスどころかレストランもなりたちません。

その他、ホテルでは、ホテル館内の修理をするカーペンター、エンジニア、清掃のハウスキーピング、

ランドリー、購買部や備品管理のスチュワードなどなど、裏方のスタッフあってのサービススタッフです。

 

全てのスタッフが、お互いに気遣い、リッツのホスピタリティ、

モチベーションを持ち共有していなければ、リッツ・カールトンとして機能しません。

 

しかし、リッツ・カールトンでなくても、スタッフ同士お互いが信頼で結ばれ、

それによって素晴らしいサービスを提供できるチームワークを生み出すことはできます。

一言で言うと、これがクレドです。クレドを導入することで実現に向かいます。

 

リッツ・カールトンでは、全てのスタッフがクレドに沿って各々の仕事に従事しています。

クレド導入とクレドが組織内に浸透していくことでリッツ・カールトンのような組織に変えていくことが可能になります。

 

しかし、クレド導入がなくても組織に変化をもたらすキッカケを起こすことも可能です。

では、どうやってクレド導入がなくてもそのキッカケを起こすのか?

 

キーワードは、ホスピタリティです。

次号につづく

 

 

著者/清水健一郎

清水健一郎 ザ・リッツ・カールトン日本進出第一号ホテル、
ザ・リッツ・カールトン大阪のオープニングスタッフとして入社。身をもってクレドを実践する。

リッツ卒業後、数社のホテル、小規模飲食店をクレドによって立て直し、クレドがリッツ以外で経営に役立つことを証明する。
その後、オーナーサービスマンとして飲食店を開業。自ら経営者となる。

2013年に、これまでの経験を活かし出版した書籍が、ビジネス書では異例の2万5千部の販売を記録するヒットに。
失敗しない、小予算でできるクレド導入法を開発し、クレド導入を考える経営者や管理職の方へ無料レポートやクレド導入マニュアルを提供している。

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