定年後もワクワクと生き抜きたい
私が学生の頃住んでいた貧乏アパートの近くは住宅街で、
その中に、ひときわ大きな白いお屋敷がありました。
フトしたキッカケで、そのお屋敷のおじさんとおばさんと仲良くなりました。
お子さんは、みなさん独立していて、ちょうど私の両親よりも少し上の年齢でした。
学生時代の私は、アパートと学校を行き来して、
バイトはあまりやってなくて、絵ばっかり書いていましたのでお金もありませんでした。
私の部屋は1階で、道に面していたためか、おじさんは犬の散歩のとき、部屋の窓ごしから、
「友松君、腹すいとるやろ?ご飯食べにこんね?」
と、よく声をかけてくれました。
お屋敷にお邪魔すると、
いつも分厚い本がリビングのテーブルに山積みにされていました。
「友松君、何でもいいから本を読みなさい。」
とよく言われたのを思い出します。
あのころ、素直におじさんのアドバイスを聞いて本を読んでおくんだったと少し後悔しています。
人はいつか死ぬ
人はいつか死にます。
だれもが分かっていることです。
でも、どこか他人事で、自分はいつか死ぬけど、死なないとも思っています。
だから、病気になると、「なぜ、私だけ?」と辛くなります。
あるとき、白いお屋敷のおじさんが、自分の両親の話をしてくれました。
お父さんとは、おじさんが自宅の玄関を出ようとしたとき、
お父さんに2階から声をかけられて二言三言話しをしたのが最後だったと聞きました。
「人はいつか必ず死ぬんだって分かってるんだけど、
まさか自分の親が死ぬなんて考えもしなかったよ。」
「人は死ぬんだよ。友松君。」
と言っていたのを、未だに覚えていて、
なぜか、先のことを考えはじめると、
必ず白いお屋敷のおじさんの、この話しを思い出します。
今日のコラムは、定年後もワクワク生き抜くための読書がテーマだったので、
書き始めようとしたら、お決まりのように、この話しを思い出してしまったので書きました。
長くなってすみません。
破綻している定年後の生活
老後のために、生活に困らない額のお金をためよう。
と考える人も多いと思いますが、実際それが出来る人って、一握りですよ。
定年後、お金に困らない人は、寿命の短い人です。
60歳で定年を迎えて、61歳とか62歳で死ねば、定年後、お金に困らなかった一生になります。
月に必要な生活費を20万円としても、年間で240万円
100歳生きたとして、9,600万円の生活費が必要です。
仮に80歳まで生きたとしても、4,800万円必要です。
家族構成だって、
100歳まで生きたとしたら、子供だって70歳、孫も40歳ですよ。
今だって一生懸命働いて、そんなに貯金ができないのに、
定年後の生活に困らない資産形成ができる人なんて、ほとんどいないんじゃないですか?
普通に考えれば、だれでも分かることですが、
考えることがストレスだから、みんな考えないようにしているだけなんですよね。
働き方の発想を変える
もし、今が定年だったとして、明日からどうやって生きていくかってイメージできますか?
老後のためのいろいろな準備は、貯金があろうと無かろうと、
早く死ねばお金は余るし、長生きしたら足りなくなるのは当たり前です。
だから、定年後に困らないだけのお金を貯めよう。
貯められるまで働き続けよう。
と考えるのはやめて、元気な限り、そこそこ稼げる準備を一定の年齢をめどに整えようと
考える方が、私たちにとってよっぽど現実的です。
40代をめどに、働き方の再設計をするという考え方が必要です。
そう私に教えてくれて、老後の不安を前向きに解消してくれたのが、
社会派ブロガーちきりんさんの著書、未来の働き方を考えよう
でした。
興味があれば読んでいただきたい本です。
元気な限り、そこそこ稼げる準備とは?
『元気な限り、そこそこ稼げる準備』でイメージする内容はひとそれぞれでしょう。
私もそれを聞いて何をするか、イメージすることはできます。
もしイメージできないのであれば、
それぞれの準備のためにも、ぜひビジネス書を読む習慣を持って欲しいと思います。
私は、速読を習ったのをキッカケにビジネス書を読むようになり、仕事の事はもちろんですが、
本を読む前には想像もしなかった知識や技術を手に入れることができました。
それが今につながっています。
今、何をしたらいいか分からない、または、本業以外の可能性を試してみるのも恐いと思う方は、
ビジネス書を読みながら少しずつ情報を手に入れることから始めてみませんか?
少なくとも、ビジネス書を読むことは無駄にはなりませんよ。
元気な限り、そこそこ稼げる準備を考えていくことで、
楽しく、ワクワクと生き抜く力が湧いてくるはずです。
「あー、早く定年来ないかな。」
みたいなね。(笑)
まとめ
今回のコラム、支離滅裂ですみません。(汗)
働き方、定年後のこと、何をするか、今何をするか、自分はどうしたいのか、色々考えることがあると思います。
そのヒントは、ビジネス書を読むことで得られると私は思います。
(実際、私もそうです。)
高度成長期のような平均的に豊かだったり、
周りと同じ事をしていればよかった時代は、とうの昔に終わっています。
ですから、もっと、想像力を働かせて生きていくほうが、楽しいかもしれません。
定年後もワクワクと生き抜きぬくために!
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