著者:友松はじめ
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経済評論家

 

今回は、私が好きな経済評論家の方を題材に読書の話しをしたいと思います。

とてもじゃないけど、私が語れるような方では無いんですが、たまたまその方(以下:Jさん)のラジオ番組を聴いていて、なぜ経済評論家になったのかという話しのなかで、専門知識をつけるには、やっぱりまずは好奇心と読書だよなーと感動したので書いてみようと思いました。

 

 

 

 

ジャンルを超えて異様に詳しいJさん

このJさんは、テレビよりもネットやラジオで活躍されているのですが、話す内容が広すぎて、いつも驚いています。
難しい経済の話しをしているはずなのに、映画や仮面ライダーやレンジャー特撮ものの登場人物が出てきたり、アニメ(マニアすぎて分からないこともあるが)の話しがポンポン飛び出します。

しかも、そんな映画やアニメのキャラクターやストーリーを難しい経済の話しと織り交ぜてわかりやすく解説してくれます。

これって、アニメや映画のことも理解していないとできないことですよね。
私もアニメはそこそこ知っているつもりでしたが、Jさんには到底かないません。

忙しい方ですし、経済評論家ですから、難しい本や情報ばかりに触れているのかというとそうでは無いことが分かりますし、興味関心の範囲が人並み以上に広いことも分かります。

昔勤務していた会社の社長もそんな人でした。
忙しいはずなのに、アニメ、ドラマ、小説など異様に詳しく、カラオケでは最新の歌はすべて歌えてました。ラップができたのも驚きました。

そんな人たちは一体、どんな時間管理をしているのか?
興味は尽きません。

話が横にそれましたが、
Jさんのおかげで経済に興味を持った人は多いんじゃないでしょうか?

難しいことも小学生にも分かるように話せる人は頭のいい人だと言いますが、それを体現している人だと思います。
それから、知識や経験が詰まりすぎているのか、とんでもなく早口なんで、聞いている方も大変ですが。

 

なぜ経済評論家になったのか?

そんな経済評論家のJさんが、あるラジオ番組で、なぜ経済評論家になったのかという話しをたまたま聞きました。
もともとは、中央大学法学部法律学科をご卒業されているそうで、銀行に勤務したあと起業され、その時は経済評論家ではなかったそうです。

あるとき、経済学者の浜田宏一先生の本(題名忘れた)を読んで経済学に興味を持ち、その本に掲載されていた参考文献を全部読んだそうです。

そして、全部読み終わった後に、「あれ?なんか日本の経済、おかしいぞ?」と思うようになり、たまたま本を出版していた知り合いから、出版社を紹介してもらい経済に関する本を出版して経済評論家を名乗るようになった。
と、ざっくりですが、そういう流れ。

もちろん経済に詳しくなかったわけではなかったけれど、ひとつの本をきっかけに、参考文献をすべて読んだあたりで、もっておられる知識が増えて、今まで見えなかったものが見えるようになったということなのだろうと思います。

Jさんまでは行かないまでも、プチ専門家になろうと思えば、目的の情報の本を2~3冊も読めばイヤでも詳しくなります。

10冊も読んでしまえば、Jさんのように本当の専門家になれるかもしれません。
(いや、なれると思う。)
もちろん、吸収した知識はアウトプットすることで本当の知識になりますから、覚えた知識は積極的に人に話したり、仕事やプライベートで使っていくことをお勧めします。

日頃、講座やブログ、メルマガでも言ってきたことですが、自分が好きな著名人の方が同じような方法で学んでいることが分かってうれしかったです。

本を読んでも、なかなか参考文献まで読もうと行動を起こす人は、周りにいないんじゃ無いでしょうか?

入門書でも、たいていは巻末に参考文献が掲載されているものです。
ぜひ、入門書を読んだあとは、参考文献にも手をのばしてみてください。

メリットはあってもデメリットはないですよ。

 

まとめ

今日は経済評論家のJさんのお話でした。
何か詳しくなりたいジャンルがあったときは、いきなり難しい本を読むと内容を理解できなくて、読むのがイヤになるか、集中力が途切れるか、眠くなって読み進めることができなくなります。

それって、自分の理解力が足らないからだとか、自分はおバカさんだからだなど思う人もいるかもしれませんが、それは間違いです。

たんに、そのジャンルの言葉を知らないから、理解できないんです。
ですから、最初から意気込んで難しい本を読むんじゃなくて、入門書といわれるような本を2~3冊買ってきて読む。

そして、入門書に掲載されている参考文献を読む。

入門書を読むことで、そのジャンルの知識の土台ができますから、参考文献の本もいきなり読んだときよりも、すごく読みやすくなっているはずです。

これが、私たちが専門家になるための近道のひとつです。

また、新しいジャンルの本を読むとき、読むスピードが遅いと感じると思いますが、それも言葉の意味を知らないだけですから、かまわず読み進めましょう。
知識の土台ができてくれば、文章を読みながらすぐに理解できたり、文脈から内容が予測できたりするので、読むのが速くなります。

今の時代、ひとつのことに詳しい事もすばらしいですが、深く極めるよりも、
新しくいくつも詳しいジャンルを開拓して、

ジャンル×ジャンル=あなたのオリジナル

ジャンル×ジャンル×ジャンル=あなたのオリジナル

とかけ算でオンリーワンな自分を作っていく方法も考えられます。
(そのあたりの話は、ホリエモンさんの著書《多動力》に書いてあります。)

Jさんのような人になれないにしても、今の自分の環境の中でなら、一歩も、二歩も先に行ける気がしませんか?
小さな目標かもしれませんが、こういった小さな成功体験が大きな自信につながってきますよ。

ぜひ、参考文献まで読む読書、やってみてください!

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