著者:友松はじめ
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ちょっと待った!会社を辞めようと思う前に。

伝説コンシェルジュが明かすプレミアムなおもてなし―お客様の望みをすべてかなえる方法

を読んで学んだことをコラムにしています。

 

著者の前田さんは、たのしく仕事をしつつ、自分に厳しく、日々自分を鍛えて成長しているように思います。

だからこそ、仕事を辞めたいと思ったことはないのだろうか?と思ったところ、やっぱり辞めたいと持ったことがあったようです。

 

人の成長にはストレスは必要と書かれていまして、私もそう思います。

一時のストレスは、行動を起こすための起爆剤になりますし、ストレスから逃れたいという一新で、現状を良くしよう、ストレスが無いようにしようとあらゆることに動きますのでとてもいいと思います。

 

そして、それが解決するころには、成長しているというわけです。

だめだと思うのが、ストレスを浴び続けることですね。

解決に動かないか、解決できない状況に置かれて、ずっとストレスを慢性的に浴び続けると、胃に穴が空いたり、心臓が過剰にドキドキして不整脈になったり、もういいことが一つもありません。

 

逃れられないストレスってなんだろう? とちょっと思ったのですが、代表的なのは上司からのパワハラでしょう。

逃れられないことを知っていて、ストレスをかけてくるなんて最低ですね。

 

常々思いますが、耳を疑うような、目を疑うような、人間とは思えないことを平気でやる人がいるんですよね。

その実、家庭では良き夫、良き妻だったりするわけで、サイコパスですよね。

本当に近くにいたりしますから、そんな人は。

 

ただし、自分がそう思っているだけで、パワハラを受けているわけでも、いじめにあっているわけでもなく、本人が原因ということも多々あります。

そんなケースが今回読んだ箇所に掲載されていて、読んでみて共感しました。

 

「役立たず」

「あなたはいつもそうだから…」

ということを仕事場で言われ続けて、辞めたいという女性がいたそうで、前田さんが話を聞いたそうです。

そうすると彼女は、

 

「パソコンの操作がよくわからないから」

パソコンの操作を覚えたら?

「そういうのは得意じゃないんです」

じゃあ、直接現場で写真を取って処理を…

「それは面倒なのでやりたくありません」

 

などなど、自分のこだわりから、仕事を覚えることを好き嫌いで拒否していたことが分かりました。

彼女がパワハラ上司と言っていた人は、彼女のそういうところを指摘していただけでした。

でも、彼女は自分が原因だとは少しも思っておらず、

 

あなたのそういうところが、今回の原因になっているのよ。

 

と前田さんが指摘したところ、

あなたまで私のことを悪く言うのね。

 

と言われたそうです。

居ます、居ますよね、そういう人。

 

だから、本当に本人だけの意見を鵜呑みにしてはいけないと思います。

細かく、詰問にならないように質問しながら表だけでなく、内側の本当の原因も見つけていかなければならないですよね。

 

私も今日、うちの父の話なのですが、夜寝られないのが辛いと言っていて、それを聞いて、辛いのは大変だと思ったのですが…

 

ちょっと待てよ?

と思って、なぜ寝なければならないのかと聞くと、人間は夜寝なければならないのだ。と言い、

 

だれが、言ってるのそんなこと、というと、答えられない。

じゃあ、どんな風に辛いの?

 

痛いの?恐いの?不安なの?

どんな風に辛いの?と聞くと、

 

いろいろ頭に悩み事が巡ってくるから辛い。とのこと。

その悩みを聞いていくと、

 

それは今、考えなくてもいいことじゃないの?

という内容で、本人もそういえばそうだね。

といことになり、寝られなくて辛いということが大したことじゃないという認識になりました。

 

先程の辞めたいと言っていた女性も、前田さんの指摘で、自分の仕事の好き嫌いが原因だということが分かり、辞めたいと言わなくなったそうです。

 

今回読んだ部分には、辞めたいと思った人の辞めるまでの原因やその後、そして辞める場合でも、辞めてもいい場合と、辞めたらダメな場合のケースが書かれていて、自分も経験があるだけに全くそのとおりだなと思いました。

 

たとえば、いじめられるから辞める、仕事が面白くないから辞める、これらはネガティブな理由で、辞めてはいけない場合。

ヘッドハンティング、今よりもステップアップできる、だから辞める、これはポジティブな理由で、辞めていい場合。

 

なんだか分かる気がしますね。

今が嫌だから辞めるというのは、次にいっても繰り返すパターンですからね。

 

そうそう、前田さんがホテルの仕事を辞めようと思った理由は、けっこう深刻そうなことだったみたいで、本の中ではボヤかしていました。

そして、辞めることを伝えようと思った前日に、たまたま宿泊していた世界的俳優が宿泊中に体調を壊してしまい、お世話役をしていた時に、その俳優に何も辞めるなんて言っていないのに、

 

「辞めるのはやめなさい、これはあなたの転職です。このアドバイスは神様からのメッセージだと思いなさい」

 

と言われたのだそうです。

本当は、次の日に辞めると言う予定だったそうで、本当に驚いたんだとか。

そりゃあ、驚きますよね。

 

会社を辞める、辞めない。

部下や同僚から辞めたいと相談されたとき、あなたはどうしますか?

なんとアドバイスしますか?

 

わからないときは、この本に書いてあることがヒントになると思いますよ。

 

《つづく》

 

 

 

 

著者/友松はじめ

クレド勉強会 友松はじめ

勤務していた食品通信販売会社の業務に関連するセールスマーケティング書籍の他、心理学、自己啓発、加速学習等、あらゆるジャンルの本を1 日1~2 冊のペースで読むようになり、3,000 冊以上を読破。
本から得た情報を担当していたインターネット通販に活かし、売上げを月商数万円のレベルから月商1,000 万以上、年商1億のサイトに育てる

現在は、自身の経験を基にしたビジネス読書法講師、読書法を使った読書会ファシリテーターとして、活動中

 

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